ぺんぐーさん

副業ライターとして活動しているのですが、今後の方針についてご助言いただけますと幸いです。

現在、労働時間を増やすのが限界に来つつあるため、ほかの手段で収入アップや効率化を図りたいと考えています。

専門性を高める、仕事の幅を広げる、執筆スピードを上げるなどさまざまな工夫があると思います。その中でも優先的に取り組むべき/おすすめのものがあればご教示ください。

個人的にはブログやアフィリエイトの実践でライティングやマーケティングのスキルを磨く、またはデザインやコーディングを勉強して巻き取る仕事を増やすのはどうかと考えています。

ライター業の現状は以下の通りです。
・月収:10〜20万円で不安定
・ライター歴:9ヵ月目
・文字単価:1〜10円(平均約3円)
・稼働時間:120〜150時間/月
・文字数:5〜9万字/月

執筆は下記ジャンルが中心です。
・アニメ・漫画/VOD等のサブカル系
・理系資格(勉強法など)
・ウェブマーケティング

お手数おかけしますが、ご回答お待ちしております。

ぺんぐーさん

ご質問いただきありがとうございます。

本業がおありですから【専門性を高める、仕事の幅を広げる、執筆スピードを上げる】のほかに【仕事を絞り込む】も選択肢に入れてみてはいかがでしょう。

継続の仕事を「よりぺんぐーさんの活動を成長させやすそう」という基準で絞り、労働時間を圧縮するとともに相性のいい案件にのみエネルギーを割ける状況をつくれば、質問文で挙げていただいた以下の課題に対応できると思いました。

  • 労働時間をこれ以上は増やせない → むしろ、いったん仕事量を減らす
  • 収入アップ(あるいは効率化)が目標 → 減らした隙間でより高価値な活動をする

上記の結果、空いたリソース分へ新たに好条件な仕事の相談が来れば万々歳ですし、空いたままであれば仰っていたような実践・勉強にリソースを充てられます。

専門性を高めることも執筆スピードを上げることも、思うままにすぐ実現できることではありませんから、まずぺんぐーさんが容易にコントロールできる「成長への寄与率が小さい仕事を減らしてみる」から始めると、新たな活路が見えてくるようにも思えました。

仕事を減らせば収入が減りますから、そのリスクをご理解いただけるという前提でのご提案です。


現状の仕事量を維持しつつ、強気の姿勢で成長を目指したい……といった場合は、慎重にことを進めるよう提言いたします。

正直、仕事も実践も勉強も全部取りをするなら、ブログやアフィリエイトの実践、デザインやコーディングの勉強を「さも娯楽かのように」こなせるようでなければ大変キツいと思います。

わたし自身、ブログの実践やコーディングの勉強がいまに活きているのですが、これは “運が良かった” という側面もあります。なぜなら、勉強していた当時は「収入が伸びること」より「新しい知見が身につくこと」を楽しめる精神状態にあったからです。

実践と勉強は仕事の一環ではなく、むしろ遊びに近い感覚だったのです。ですから、もし収入アップを目標に据えて、労働単価が上がると踏んでブログやコーディングを始めていたら、実務に活かすまえに挫折していたと思います。

以上を考慮し、ライター活動の息抜き兼スキルアップの手段として実践や勉強を始められるなら心からおすすめできるのですが、すぐ結果が出ることを望んで始めようとしておられるなら「ほかに着実な成果を生む取り組みを探していただきたい」と回答いたします。

限りある労働リソースと勉強にかけるリソースが食い合うなら、そのような勉強は “必要になったらやる” くらいの捉え方で良いように思いました。

※ 本回答は個人的な意見です。絶対の正解・不正解はありませんから、一意見として捉えていただければ幸いです。


質問文にあった【専門性を高める、仕事の幅を広げる、執筆スピードを上げる】というアプローチも良いように思います。どれか一つだけ決めてそれを頑張る……というよりは、全方位を強化できるよう動いてみて、とくに伸び率のいい能力値を探り、徐々にそちらへ集中していく流れが成果を最大化できそうです。

専門性や仕事の幅を広げる方法、執筆スピードを上げる方法はブログ記事として投稿しているので、よろしければご参照ください。

専門性、仕事の幅について
Webライターの〝稼げる〟営業マニュアル

執筆スピードについて
執筆スピードが遅く、1日2,500文字しか書けない専業Webライターの悩み
ライティング時間を短縮する2つの方法論

ご参考になれば幸いです。

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    より的確な回答ができればと思いますので、以下を明確にしてお送りいただけますと幸いです。

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    なお、回答の可否・密度は「質問の具体性」に依存し、回答の内容は「無償公開による運営者の機会損失が起こらない範囲」とさせていただきます。また回答内容の授受・実践にあたり起こり得る損害については一切の責任を負いかねます。


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