記事の調査に時間がかかりすぎてしまい、執筆スピードが上がらないのが今の悩みです。今の執筆の仕方は、最初に1から10位までの記事調査、構成作成、調査した内容から材料を集める、一通り書く、推敲、という流れです。調査から推敲までで長い時で2,3時間かかります。また途中で調査に戻ったりして2000文字の案件でも5〜6時間かかることもあります。
ペルソナ設定が弱いのか、調査の仕方に問題があるのか、単純に場数が少ないのか、もし何かヒントをいただけたら幸いです。私の想いとしては、読者やクライアント様のためになる質を重視した記事を作成したいのでが、スピードも上げないと仕事にならないのが現状です。よろしくお願いいたします。
しょうさん
ご質問いただきありがとうございます。
個人的な意見で恐縮ですが、調査から推敲までで1件2, 3時間であれば、わたしが聞いた「スピードに悩んでいる」という相談のなかでは比較的速いように思いました。
ですから、劇的な改善が望める意見出しにはならないかもしれませんが、少し一般論とは違った切り口から回答できればと思います。
「仕事にならない」という課題をどう解決するか
場数を増やして身につく「慣れ」とか、今日いまから実践できる「調べた情報を整理する」といった方法によりスピード “は” 速くなると思います。時間はかかるかもしれませんが、いずれも自発的なアクションですから「やるぞ」とさえ覚悟すれば難しいことではありません。
実は、ここに関してはブログに書いている以上のアドバイスがあまりありません。
以下に、スピードに関する記事や質問回答を並べておきます。
- 【回答】ライティングに時間がかかる|執筆スピードが遅く、1日2,500文字しか書けない専業Webライターの悩み
- 社長WEBライターが〝爆速リサーチ〟の手順&コツを伝授|ライティング時間を短縮する2つの方法論
しょうさんの言う「(スピードも上げないと)仕事にならない」という課題を解消するにあたり、いま考えるべき行動計画は【どうスピードを上げるか】より【どう提供価値を上げて受注単価を上げるか】だと感じました。
質問文にある「質を重視した記事を作成したい」の気持ちは大変素晴らしいと思うのですが、この気持ちを持って仕事をしているライターさんはすでにたくさんいますから、その次の段階としてより発注者が体感しやすい形で「この人の仕事の質は高い」と思ってもらえるような振舞いをする必要があります。
- より書ける人間が少ない原稿を書く
- より発注者の手間を減らせる(ミスがなかったり競合調査が正確だったり)人材になる
単純なところだと、上記のようなものです。
以前いただいたメッセージを引っ張りだしてきました。
わたし自身、やりたい仕事をやらせてもらっているため、契約以降はあまり自身から報酬のお話はしないようになりましたが、いまでも上記のようなありがたい打診をされることがあります。
このような配慮に助けられ、さらなる価値提供をしたいと思うからこそ制作分野の勉強に熱が入り、前提知識量が増大していく好循環が生まれます。
しょうさんは、上記の循環をフルに回すフェーズにいらっしゃるのではないかと感じました。
不動産売買を得意分野として挙げておられるとの情報を拝見しました。不動産売買の分野は大きなお金が動きやすい領域ですから、Web集客にかける予算にも余裕が見られます。
その代わりに「しっかりと仕事ができる人」が求められるわけですが、ここで先ほどの好循環を実現すれば無理にスピードを追求せずとも活動を良い軌道に乗せられると思います。
たとえば、2,000~3,000文字の原稿1本につき2, 3万円の報酬が支払われるといったケースも珍しくありません。
繰り返しにはなりますが、しょうさんのプロフィールを拝見する限りでは「より書ける人間が少ない原稿を書く」と「より発注者の手間を減らせる人材になる」が実現可能なように思いますから、ぜひ行動指針に加えていただけると嬉しく思います。
お詫び
ペルソナ設定が弱いのか、調査の仕方に問題があるのか、単純に場数が少ないのか
質問文の上記に関しては、しょうさんのお仕事を真横で見ているわけではないため、妄想でお答えするわけにはいかず回答できませんでした。
ただ、これらはご自身がもっとも理解しておられると思いますから、しょうさんが「僕は場数が足りないのだろう」とお考えなら、その感覚に従うのが正しいように思います。