藤原 友亮さん

先日メールで藤原さんの本に書いた通り実践したら、月5万円達成できましたと報告した者です。(たくさん居そうですね!)

それに対して藤原さんが我が事のようにうれしいと言ってくださったことがまたうれしかったです。ありがとうございます。

売上がわずかでも向上してきたことの背景に
・単価が1.0~1.1円 → 1.3~2円に上昇した
・月内に最低8本。もっと書いてもいいよと、まとまった発注をいただけた
ことが大きかったように思います。

現在、平日の夜を中心に週10~15時間程度の執筆時間のため、あまり詰め込めません。また締切を守れなくなるのが怖いですし、急いでやることでミスが増えたり、リサーチ時間が減ったり、原稿の質の低下も懸念しています。

そのため、クラウドワークスでの応募も控えているのですが、今のままだと現在の仕事が途切れたあとに探すことになり、新たな受注が取れるまで間が空いてしまいそう。

それにクラウドソーシングの場合、新規で単価1.5円より上の案件というと、少し数が限られてきますよね。プライドが邪魔をしているという自覚はないのですが、やはりもっと高い単価の仕事をいただけるようになるために、限られた時間を低単価の者に使いたくない気持ちも出ています。

5万円を超えたくらいで生意気な考えかもしれませんが、このあたりのフェーズで、藤原さんが考えていたこと、仕事のボリュームの見極めや、選び方についてアドバイスをお願いいたします。

藤原 友亮さん

自著をきっかけとして、Webライターの活動が軌道に乗ったとのご報告、(すでにメールでお伝えいただきましたが)大変嬉しく思います。

やや回答難度の高い質問であったため、お返事までに時間がかかり申し訳ございませんでした。


まず、大前提として「仕事がなくなることを恐れない」ように意識していただきたく思っています。

以前、今後1年以内にライター活動を本格化したい旨をお伝えいただきましたが、現在は副業としてライターの仕事をされているのだと思います。

であれば、ライター1本で生計を立てている人より「リスク許容度」は高いはずです。

できるだけ堅実に、しかし最短距離を走って専業化したい意思があることは存じておりますが、リスク許容度が高い段階から守りに入ってしまうと、以下のような体験をする機会が損なわれると思います。

  • 仕事が途切れたあとに営業を始めたけど、案外すぐに次の仕事を見つけられた
  • いつ途切れるかヒヤヒヤしていたが、途切れる気配はなく、むしろ溢れるほど依頼相談が来るようになってきた

このように「案外どうにかなるものだ」とか「心配は杞憂に終わった」といった感覚は、将来的に独立したときに重要な〝事業者としての胆力〟を育みます。

ですから、本業の収入があるあいだは、もっと大胆に考えても良いように思います。

  • 副業期間は楽しい(自分に合った)仕事だけやる。辛い仕事からは離れてみる
  • 単価○円以下の仕事から離れ、今後は○円以上しか受けない。提案を送る対象も○円以上に絞る

上記のような決断は、仕事量が生死に関わる専業には難しいものですが、副業の身だと致命傷にはなりません。

むしろ、副業ライターにとっての「上手くいけば急成長できる賭け」だと考えています。

藤原さんはスタートから順調に進んで、もう2円の契約をとっている身ですから、ここで慎重になりすぎて失速してしまうより、ちょっと冒険をして気持ちよく担当できる仕事を探すほうが(私個人としては)良いと思います。


上記をリスキーだと感じ「やはりもう少し手堅く進めたい」とお考えであれば、以下のどちらが性にあっているか思案してみてください。

  • 仕事領域を「より受注単価が割高な分野」に移す(ずらし営業を駆使する)
  • 仕事領域は今のまま、特定分野の習熟度を高めて制作時間を短縮する

とてつもなく執筆が早い人、経歴や資格を武器にして高単価な仕事をとっている人を除き、私の周りにいる専業ライターさんは上記のいずれかに当てはまる方が多い印象です。

私の場合、副業⇒独立直後は前者(ずらし営業)を意識していました。

いきなり特定分野での習熟度を高める道もありましたが、1文字あたりの価値を高く見積もってくれる分野を根気よく探し、その領域で習熟度を高めたほうが長期的には生産性が高くなると判断したからです。

この理屈で「株式投資⇒不動産投資⇒太陽光発電投資」とメイン分野を移動しました。

単価面の詳しい推移は、藤原さんのもとにも届いているメルマガに記載があるかと存じます。

前述のずらし営業に関しては、以下の記事をご参照ください。ただ、かなり以前に書いたものであり、未熟な箇所もあるはずですから、分かりづらい場所をご指摘いただければ追記・添削して再公開いたします。

ずらし営業について書いた記事はこちら(クリックでジャンプします)

藤原さんの現状を細かく把握できているわけではないため、やや大味な回答とは思いますが、まずは本回答を参考としていただければ幸いです。

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