Oさん

記事執筆に時間がかかりすぎることです。 以下の3点が特に深刻です。

1.リサーチ
→どこまでリサーチをして良いのかわからず、ダラダラと参考サイトを見てしまいます。

その結果、どのように記事設計をしていいのか、どうまとめていいのかがわからなくなり、執筆に入るまでに相当な時間が経過してしまいます。現状、マインドマップを使ってもうまくまとめられず、マンダラチャートも効果なしという状況です。

2.論理展開
→書くべき内容がやっとまとまったと思い書き始めるのですが、書いている途中に話がうまくつながっていないことに気がつきます。

そこで、新たに文を加えたり、順序を入れ替えたり、削除したりと試行錯誤しながら執筆しているうちに、またしても莫大な時間が過ぎてしまっています。

3.推敲
→文章を見直していると、次から次へと書き直さなければいけないと思ってしまいます。読点の場所や語順、語句の選択など迷い始めると、いつまでも決めることができなくなってしまい、気づくと執筆以上の時間を費やしています。

Oさん

ご質問いただきありがとうございます。

まず「1.リサーチ」に関しては、以下のようにすると良いように思います。

  • 競合サイトを眺めて、自身の記事に取り入れたい情報・読者思いだと感じた部分を探す
  • 見つけ次第、Googleドキュメントなりメモ帳なりに箇条書きでメモしていく
  • コメント機能を使ってメモのみでは忘れそうな項目に「そのとき感じたこと」を記録

おそらく、マインドマップやマンダラチャートを使わなくても、ずいぶん思考を整理しやすくなるのではないかと思います。

「2.論理展開」に関してですが、いまの方法で文脈がきれいに整うまで相当の時間を要するのであれば、一度書き切ってから順に論理展開を見直すほうが合っているのではないかと感じます。

  1. Aを書く
  2. Bを書く最中、Aの違和感に気づいたから直す
  3. Bを書き終え、Cを書いている最中にBを直し始める
  4. Cを書き終え、AとBの文脈に違和感を覚える

上記の状態に陥ると、2と3の手直しに費やした労力と時間に無駄が生じてしまいます。

これが繰り返されるとなると、長文記事になるほどエネルギーロスが起こりますから、一度全体を書き終えたあとに修正する方向に変えてはいかがでしょうか。

こまめに論理破綻へ対応していると「全体的に自身の文章はどのような場所で破綻しやすいのか」を俯瞰する機会がなくなります。

その機会の少なさが「こまめに論理破綻へ対応しても、その次で別の破綻が起こる」といった状況の要因になっているように感じられました。

「3.推敲」に関しては、毎度「自分はどのように直すと〝良い〟と判断するのか」を記録(あるいは記憶)しておくと、データが蓄積されるにともない推敲時間は短縮されるのではないでしょうか。

毎度、ゼロベースから〝良い〟の基準を探しあてるからこそ、時間がかかっているのかもしれません。納得する前・納得した後の文章を記録しておいて、後日空き時間等に観察してみると面白いと思います。

前述した考え方により「2.論理展開」「3.推敲」に内包することで全体の時間は短縮されますから、ひとまず無理に「3.推敲」を短縮することはせず、じっくり推敲と向き合い傾向を蓄積することが中長期的な時短につながるかと存じます。

ご参考になれば幸いです。

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