うすしおさん

現在半年ほどの副業ライターです。 クラウドソーシングのクラウドワークスで案件を受注しています。クラウドワークスで文字単価1円の案件も受注できるようになってきて今月は、5万円ほどを稼げました。

今後安定して稼いでいくために、Twitterを活用していき、直接契約も受注できるようにしていきたいのですが、ツイート内容が思いつきません。

日々本業と副業での作業で、中々勉強の時間を取れていないのでアウトプットする情報もないです。そういう場合、どういう情報を発信していくのがおすすめでしょうか?

お忙しいとは思いますが、ご回答頂ければ幸いです。

うすしおさん

ご質問ありがとうございます。

「Twitterを通じて直接契約につなげる」という目的を達成できるよう、Twitterを運用していきたいのですね。

上記の目標を達成するために意識すべき項目は、以下の4つが挙げられます。

  • 仕事を抱える人とつながる
  • 仕事の姿勢を発信する
  • 客観的な評価を発信する
  • 身につけたスキルを発信する

打算的な部分もありますから、無理をせず取り入れることに抵抗のないものから採用していただければと思います。

仕事を抱える人とつながる

「#ライター募集」のようなタグを使い、Twitter上でライターを募集している場面をよく見ます。

こういった募集に飛び込むことも、Twitterを通じて仕事を獲得する一つの手だと思いますが、わたしの観測範囲では「タグ付けによる募集」よりも「フォロワーに対する募集」のほうが多いように感じます。

【急募】
〇〇分野に強いライターさんを探しています。フォロワーさんのなかに「対応できるよ」という方がいましたら、ぜひDMにご連絡ください! 報酬は〇円/文字(税込)を考えています。

<応募条件>
・〇〇分野の執筆経験がある
・1ヶ月に〇本以上納品できる

上記のような切り口の募集は、見つけ次第すぐに応募しなければ締め切られる可能性があります。

しかし、このようなタグのない募集を掲載直後に見つけることは困難ですし、文中に「フォロワーさんのなかに」と記述されている以上、フォローしていない状況で応募すると不自然です。

募集者の意図として「フォロー/フォロワーの関係であれば、普段から交流がある見知った人に応募してもらえる」といった側面があるのかもしれません。そのような状況であれば、運よくタグなしの募集を見つけたとしても【応募者(フォロワー】と【応募者(非フォロワー)】では、後者が採用される可能性は低いと考えられます。

ですから、Twitter上でよくライター募集をかけている人をフォローし、相手が「うすしおさんにとって興味のある話題」をツイートしたときに普段から反応しておくと、ライター募集の際にもうすしおさんの応募に対して「気の合うライターさんだし一度お願いしてみよう」と思われる確率は上がるはずです。

ただし、これは〝きっかけの一つ〟であり決定打になることはないと考えています。

どれだけSNS上で仲良しでも、それだけの理由で大切な仕事を振ることは有り得ないからです。ライティング案件は趣味ではなく仕事である以上、SNS上のやり取りから「自身は技術があるプロである」と暗に示すような行動が求められると思います。

仕事の姿勢を発信する

前章の最後につながる部分です。

Twitter上にいる同業者から「仕事を任せたい」と思われるためには、普段から仕事の姿勢を発信していて〝誠意をもって仕事をしてくれそう〟と感じてもらっておく必要があります。

  • 「今月も納期遅れた」「バレずにコピペする技術が上がった」と呟いているAさん
  • 「依頼主に評価してもらうためには早めの連絡・早めの納品」と呟いているBさん

雑な例で申し訳ないのですが、何となく違いは伝わっているでしょうか。

同業者に仕事を任せるとき、任せる相手の候補となるのはいつだってBさんであり、Aさんを候補とすることはありません。

うすしおさんの場合、これを知ったうえで質問してくださっているかと思いますので、より掘り下げて「どのように仕事の姿勢を発信すれば良いのか」を説明します。

依頼主に喜んでもらうために実践している工夫

取引相手に喜ばれる(負担を減らす、感動させる等)ために実践していることがあれば、それをTwitterに共有すると良いように思います。

俗に「有益ツイート」と呼ばれるものに分類されると思いますから、気づきのある内容なら同業者からも喜ばれるはずです。

【例】記事は作られたまま放置されることが多いけど、定期的に情報更新が必要だから「新規作成と同じくらい既存記事のリライトが大変」とおっしゃる依頼主は多い。だから、わたしは情報更新が必要そうな記事をピックアップして「この記事よければリライトします」と提案しています。

上記のような工夫を発信するようになると、副次効果として「みんなに共有できるような工夫を探して言語化する」ようになり、自身の意識のレベルが高くなるように思います。

客観的な評価を発信する

前章で触れた「喜ばれるための工夫」を実践した結果、依頼主から良い評価をもらえたときは、仕事内容や取引先などを明かさずに「このような嬉しい声をいただいた」とツイートすると良いように思います。

【例】最近「いつも早めに納品してくれるから安心して任せられます」と言われることが増えて、月をまたぐごとに多くの仕事をいただけるようになった。

仕事内容や取引先を明かさない理由は、守秘義務違反のリスクを冒さないためです。大げさに思えるかもしれませんが、普段から注意しておくほうが「ポロリ」と秘密を漏らしてしまう事態を避けられると考えています。

身につけたスキルを発信する

資格をとったり勉強に力を入れていたり……といった頑張りを「わたし頑張ってます」と露骨に伝えない程度に発信すると、依頼側としては心強い印象を持ちます。

【例】最近「〇〇」という資格をとるために仕事終わりに勉強を続けていました。無事に合格したので、この資格を活かしてクライアントさんに貢献するぞ!

「わたし頑張っています」のアピールをほどほどにする理由は、いくつかのケースでネガティブに作用すると思われるからです。

  • 依頼主が「能力向上に努めることは当たり前だろう」と意識のギャップを感じてしまう
  • 依頼主が「資格取得が目的になっている人なのかも」と評価してしまう

実際のところ、上記のように受け取られる可能性がどのくらいあるのかわかりませんが、わたしは「可能性として有り得るなら未然に避けるべき」と思って行動しています。

以上の観点から発信内容を考えると「アウトプットのネタ」が仕事中に見つかるため、質問内容にあった以下の問題も解消されるように思います。

日々本業と副業での作業で、中々勉強の時間を取れていないのでアウトプットする情報もないです。

ご参考になれば幸いです。

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