Tさん

クライアントから「文章の温度感・面白み・共感」を意識して書くようにFBいただきました。文が平坦であるというのですが、具体的にどんな文章がよいのかわかりません。もっと、読み手に寄り添った文章なのだろうと思うのですが・・・。すみません、こんな質問で。

Tさん

ご質問ありがとうございます。

先方のフィードバックが抽象的であるように思います。

本来、そのような感覚に頼った要求は「たとえば、この一文はこのように書き換えてほしい」と例示がセットになるものですが、Tさんの質問文を読むかぎり具体案は提示されていないように読めます。

ですから、次回に同様のFBがきたときには「前回も同様の指摘をいただいていたため『今回こそは』と意識したのですが、このままだと同じミスを繰り返しそうです。どのような文章が〇〇さんの理想に近いのか、参考となる記事やテキストなど、具体的な正解像をご提示いただきたく存じます」といった返事をすると良いように思いました。

問題点を言語化できず、せめて自身の感覚を形にして例示できないなら、フィードバック内容は「担当者の気分」のあらわれかもしれません。原稿に向き合っているなら、担当者は自身なりに「温度感・面白み・共感」の公式を持っているはずですから。

もし担当者の気分によってフィードバックがなされているなら、Tさんにとって問題の本質は「今後も担当者の気分に付き合い、仕事を継続するか否か(その気力があるかどうか)」になると思います。

身も蓋もない回答で恐縮ですが、あれやこれやと推察してお答えするより、よほど解決に近いと思いこのような内容といたしました。


ちなみに、わたしの思う「文章の温度感・面白み・共感」に対する配慮は、つぎのようなものです。

  • 読者が普段使うと思われる言葉を選ぶ
  • 読者がもっとも知りたいであろう事柄から述べる
  • 記事内に例え話を盛り込むときは、読者の日常に近しい場面を題材とする

ご参考になれば幸いです。

    質問フォーム


    より的確な回答ができればと思いますので、以下を明確にしてお送りいただけますと幸いです。

    • 質問者様の現状(活動内容、課題など)
    • 解決したい課題

    なお、回答の可否・密度は「質問の具体性」に依存し、回答の内容は「無償公開による運営者の機会損失が起こらない範囲」とさせていただきます。また回答内容の授受・実践にあたり起こり得る損害については一切の責任を負いかねます。


    お名前

    公開範囲

    当サイト『藤原道場の質問箱』において、相談者様の名前を公開してもよろしいでしょうか?




    イニシャル表記の例:F. S.さん

    メール
    アドレス

    件名

    本文

    Twitter
    リンク
    (任意)