twitter上には、クラウドソーシング=搾取、悪 と言ったり、ライターはこうするべき!のような強い意見が見られる。そういった情報との付き合い方は?
Sさん
まず、そういった情報をどうしたいのか確認しましょう。
- リストを作成して「発信を見る相手」を絞る
- 苦手な発信が多い人はフォロー解除、あるいはミュート
- Twitterを「発信するための道具」としてのみ使う
- 自身の影響力が及ぶ範囲を広げる
- 自身が正義と思う内容を発信する
僕は「〇〇の情報はダメだ! 駆逐すべきだ」といった思想を持ち合わせていません。内容の良し悪しはともかく、現実的には誰のどんな情報発信も止められない……と考えているのです。
ただ、僕も人間ですから「この類の情報は不快に思う」という好き嫌いはあります。ですので、強い意見を見たくないと考える人の気持ちは少し分かります。
強い意見を見たくないならば、自身の認知力が及ぶ範囲を狭め、自身の影響力が及ぶ範囲に活動をとどめるよう努めれば良いと思います。
自身の認知力が及ぶ範囲 | 直接働きかけて、何か影響を及ぼせない事柄。自分が「知る」ことしかできないもの。 |
自身の影響力が及ぶ範囲 | 直接働きかけて、影響を及ぼせる見込みのある事柄。自分に「変える」ことができるもの。 |
Twitterを利用するだけでも「自分の認知力が及ぶ範囲」は広くなります。フォローした人の発信が流れてきますし、フォローした人がRT・いいねをした発信も目に入ります。
フォロー人数が増えれば、良い発信と出会える可能性が高くなるぶん、嫌いな発信と遭遇する可能性も高くなるでしょう。
そして、嫌いな発信に対して「嫌いです」と言っても、そこには自身の何の影響力も働きませんから、時間の無駄です。単に自分も相手も嫌な気持ちになるだけ。
上記の事実を理解しておけば、認知力が及ぶ範囲を狭めるための工夫を思い付きます。
- リストを作成して「発信を見る相手」を絞る
- 苦手な発信が多い人はフォロー解除、あるいはミュート
- Twitterを「発信するための道具」としてのみ使う
※リストっていうのはコレです。
こんな対応をすれば、認知力が及ぶ範囲は狭まり、不快に思う発信を目にする機会は減ります。
たくさん情報が入ってくると疲れるので、僕はリストに入れた人の発信と自分に対するリプライ・引用RT以外はあまり見ません。
それでもTwitterを使う理由は「自身の影響力が及ぶ範囲」を徐々に広げ、誰かに役立つ情報を届けたり、事業の新たな可能性を見出したりできれば……と考えているからです。
強い意見を減らしたいとは思っていませんが、僕の経験は誰かの役に立つと思っているので、それを広めたいというのが動機です。
実際「藤原さんのTweetを見て、仕事獲得のヒントを得ました」みたいな連絡をいただくことがあり、自身が他者に良い影響を与えられている手応えはあります。
背伸びせず、誰にも攻撃せず、不快な情報からは距離を取り、手の届く範囲に「良いと思った情報」を届ける。
こんな考えのもと「認知力が及ぶ範囲」と「影響力が及ぶ範囲」のギャップを縮めて活動すると、Twitterの利用が快適になるのではないでしょうか。
ご参考になれば幸いです。