我謝さん

文脈の破綻に自分で気が付けるようになりたいのですが、方法はありますか?

藤原さまが「こんな風にチェックしている」「こんなことに気を付けている」という方法があれば知りたいです。クライアントさんからフィードバックをもらう以外で改善する方法があれば、と思うのですが自分で気が付くのは難しいので。

我謝かおり(あばさん)@沖縄のライター(@abasan_okinawa)さん

事前補足

我謝さんのブログには素敵な文章がつづられていますから、我謝さん自身が文脈の破綻に悩んでいる……というより「みんな初めは文脈の破綻に悩むよね」といった意図があると推察しています。

文脈の破綻を起こすケースは、2つに大別できると考えています。

  • 自然な流れの文章が分からない
  • 推敲の精度が低い

前者の対策は、短期的な対策と長期的な対策の2つがあります。

短期的な対策他人に読んでもらう
長期的な対策書くことを専門とする人の文章をたくさん読む

身も蓋もない回答に思えるかもしれませんが、「いくら頑張っても自分では気づけない場合」は、誰かに自身の文章を読んでもらうのが手っ取り早い方法です。

家族、友人、ライター仲間、参加コミュニティのメンバー等々……

どこかに、文章を読んで違和感がないかチェックしてもらえる人がいるなら、その人にお願いすると良いように思います。

長期的な対策としては、やはり「プロが書いた文章をたくさん読むこと」が候補に挙がります。

あるタイミングを境に「普段読んでいる文章と私の書く文章は違うな」と気づけるはずです。


後者の対策も、同じく2つの方法が挙げられます。

  • 自身の書いた文章を声に出して読む
  • 一文を短くするように意識してみる

すでに実践されている方も多い(であろう)〝音読〟は、黙読による推敲よりも文脈の破綻を見つけやすいと感じています。

文字を追って読むと、脳が勝手に文章を補完しがちですから、僕は「音声読み上げ機能」を使いパソコンに音読してもらっています。

また、一文が長くなり文章の構造が複雑になるほど、文脈の破綻は起こりがちです。

書き手自身が、一文を書き終えるころに文の始まりを忘れてしまっているのです。

音読時、あまりにも文脈の破綻が多く見つかるようなら、書くときに一文を短くする意識を持つことも1つの手だと思います。

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