こんにちは。会社経営のかたわら、ライターや著者として活動している藤原将です。

わたしも著者ですから、日々「自分の本が(題材がライティングならば)ナンバーワン」と言い聞かせているのですが、世の中には素晴らしい書籍がごまんとあります。

発信者の端くれとして、そういった名著に目を背けて自著ばかりアピールすることはできません。ですから、本記事では「この本は他作品で代替できない」と感じた書籍をご紹介します。

中途半端な本を紹介するくらいなら自著を宣伝したいので、本記事でおすすめする作品はいずれも「ライバルだけど紹介せざるを得ない」ものたちです。

この記事の執筆者

ランサーズ株式会社の授賞式にて自著を紹介させていただいた際の筆者。

合同会社ユートミー代表。2018年からフリーランスライターとして主に法人メディアの記事制作に従事。

ランサーズ株式会社より「ランサーオブザイヤー2021」を受賞。大和出版『副業・在宅OK、未経験からはじめられる 「文章起業」で月100万円稼ぐ!』など文章を題材にした著書複数。

ライティングの基礎を学べる本

ライティング技術を扱った本は数多くありますが、たいていは似た内容に終始しています。とくに「Webメディアにおける文章術」はその傾向が強く出ています。

ですから、わたしがライティング初心者にこの類の本を勧めるときは、例文の分かりやすさを大切にしてきました。文章は結論から書けと鉄則を述べたときになぜそうするのか、たとえばどのように書くかが明確に示されているものを尊重している……ということです。

上記の観点を踏まえるとつぎの書籍は大変優れており、読み進めるほど自らの理解が深まることを体感できる作品だと感じています。

新しい文章力の教室
苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング

出版社インプレス
発売日2015/8/7
ページ数208
著者唐木 元
価格1,430円
参照:インプレスブックス(2021.9.28時点)

完読される文章、完食されるラーメン」や「悩まず書くために「プラモデル」を用意するなど、目次だけを見ると個性的な文章哲学が展開されているように見えるものの、これらが絶妙な「理解しやすさ」を演出しています。

大部分はライティングに関する前提知識がなくても理解できるため、ライティング技術を学ぶ最初の一冊として最適な本です。

沈黙のWebライティング
—Webマーケッター ボーンの激闘—

出版社エムディエヌコーポレーション
発売日2016/11/1
ページ数632
著者松尾 茂起
価格2,200円
参照:MdN BOOKS(2021.9.28時点)

ストーリー形式(しかも面白い)でWebライティング技術を学べるため、前提知識ゼロの状態でも学習が苦になりません。『沈黙のWebライティング』はSEO(自然流入によるネット集客)にも触れているため、SEOライティングの受託業務やブログ運営に携わる場合には心強い参考書となります。

わたしの場合「ライティング技術を学べるおすすめの本を教えて」と相談されたときは、もともと読書好きな相手なら『新しい文章力の教室』を、あまり読書は好きでない相手なら『沈黙のWebライティング』から勧めています。

売る文章を学べる本

セールスライティング(売る文章)の名著と呼ばれる作品は数多くあります。

しかし、扱う事例が海外の事例だったり、わたしたちとは縁のない超大企業の事例だったりして、なかなか「そのまま使えそう」と思える作品に出会えませんでした。

そんななか、SNSを通じて知ったのがコピーライターである大橋氏の著書です。

同氏の作品はいずれも読みやすく、それでいて〝自分の場合〟にも当てはめて考えられる一種の気安さが感じられます。売る文章を学ぶための読書は、ひとまずつぎの一冊でこと足りるように思います。

セールスコピー大全
見て、読んで、買ってもらえるコトバの作り方

出版社ぱる出版
発売日2021/1/7
ページ数384
著者大橋 一慶
価格1,980円
参照:ぱる出版(2021.9.28時点)

大橋氏の前著『ポチらせる文章術』も大変読みやすく、学びの多い一冊なのですが、同氏の二作目となる本書はより体系的(かつ辞書的に)セールスライティングを学べる印象を受けます。

表紙にある「売れ残った黒いバナナ、あなたならどう売る?」から読み取れるように、例示のスケール感が手ごろであることも嬉しい点です。

速く書くための思考法を学べる本

「速く書ける」の基準は人それぞれ異なりますから、あまり無責任に「速く書ける / 書けない」を語るものではありません。

しかし、本章で紹介する上阪氏は「5日間で本を一冊書く」という、ビジネス文書や書籍のライティングを経験したことのある書き手であれば、9割の人が「速すぎる」と唸る速筆能力の持ち主。

圧倒的な能力を有している同氏の言葉でつづられるからこそ、誰しも考えいたる原理原則であっても「やはりそうなのか」と謙虚に学べる一冊です。

10倍速く書ける
超スピード文章術

出版社ダイヤモンド社
発売日2017/8/24
ページ数256
著者上阪 徹
価格(執筆時点)1,650円
参照:ダイヤモンド社, 他(2021.9.28時点)

「速く書くためには準備が重要である」という大則を多角的に、かつ納得感のある形で教えてくれる一冊です。

わたし自身、いまでも業界内では筆が遅い部類に入るライターだと自認していますが、筆の速さは誰かと比較してどうこうの問題ではなく〝自分なりに速く書けるようになる〟ことが大切です。

ブラインドタッチ(手元を見ないキーボード入力)を練習し、頭の回転とタイピングの歩調を合わせてもライティングのスピードが伸びないときには、この本にあるような根っこ部分の強化が解決の糸口になります。「自分なりに速く書く」を目指す場合には、ぜひご一読ください。

Webライターとして本を出したいときの参考書

もしも、あなたが「いずれの本にも記載されていない知見を持っている」と感じ、それを世に公開したいと考えているなら電子出版を推奨します。

以前、わたしも「世には素晴らしい書籍が多くあるけれど『Webライターとして月収100万円を稼ぐ』ための道筋を示した本はなさそうだと考えてAmazonに電子書籍を出版したところ、一年と経たないうちに1.5万冊以上がダウンロードされました。

この経験から電子書籍は決して紙書籍に劣る存在ではないと感じていますし、何なら電子出版をきっかけとして複数の出版社から声をかけていただき、Kindleを単行本化して商業出版される流れになりました。

結果として、どこか遠いものに感じていた商業出版のチャンスをたぐり寄せる行動となったのです。

出版社大和出版
発売日2021/3/31
ページ数288
著者藤原 将
価格(執筆時点)1,650円
参照:大和出版(2021.9.28時点)

Webライターに限らず、個人事業主が名刺代わりとして「まだこの情報は世にあまり出てないから」という背景から本を出す試みは、実のところかなり強烈な効果があるのでは……と思わせる出来事でした。

読書好きとして、そして著者としての経験をもとに「個人事業主が電子書籍を出すならこういった手順が良さそう」と示した作品を配信しているので、本記事を読み「これらの名著にはない独自の知見を本として出版したい」と感じた場合にはこちらも参考にしていただければ幸いです。

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