使えないやつ認定されて落ち込んでいる人のうち、ほとんどは使えるやつ予備軍です。

僕自身、20歳から美容師を始めて、ずっと使えないやつだと言われ続けました。しかし、仕事のフィールドを変えると「使えるやつ」に変われたんです。

実は簡単なポイントを意識するだけで、職場で使えないやつだと罵倒される日々とはおさらばできます。

どのようにして使えないやつを脱却すれば良いのか、元・使えないやつ代表である僕の経験を交えてご説明します。

1.自分を使えないと思っている人は「使えるやつ予備軍」

世の中、全く周囲に気を遣えず、横暴に振舞うダメなやつは確かにいます。

しかし、周囲に使えないやつ認定されて落ち込んだり、自分のことを使えないと思ったりしている人は、大体「使えるやつ予備軍」です。

使えるやつ予備軍とは、以下のような特徴を持っている人を指します。

使えるやつ予備軍の特徴
周囲に否定され過ぎて病んでいる
実績が無くて自信を持てない
失敗を恐れて何にも挑戦できない
言われた通りにやってもミス続き

「これ、自分のことだ」と感じたなら、あなたは使えないやつではありません。間違いなく使えるやつ予備軍です。

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2.使えないのではなく「苦手な領域」で戦っているだけ

適材適所という言葉をご存知でしょうか?

現代社会において、適材適所とは「人材を適切な場所に配置すること」を表します。

たとえば、以下の3人がルームシェアをしていると考えてください。

メンバー得意なこと苦手なこと
Aさん料理掃除・洗濯
Bさん掃除料理・洗濯
Cさん洗濯料理・掃除

3人とも、得意なことが1つあるのに対して、苦手なことが2つあります。

こうした場合、適材適所を考慮して役割分担をするなら、以下のような組み合わせが理想的です。

  • 料理はAさんに任せる
  • 掃除はBさんに任せる
  • 洗濯はCさんに任せる

当たり前の結果に思えますよね? 得意なことを得意な人がやるから、大きな問題はないまま誰もが快適に過ごせるはずです。

しかし、いまあなたが「自分は使えないやつだ」と思っている現象は、上記のような簡単な適材適所のルールを守れていないから起こっています。

あなたが得意なことをせず、苦手なことをしているから不具合が発生しているのです。

これを解決するためには、自分の得意・苦手を理解して、自分にも適材適所を適用させなければなりません。

3.苦手を理解して適材適所を目指す

就職したは良いものの、自分の苦手な部分ばかりが目立ち、辛い思いをするケースは多々あります。

これは「就職すること」が目的になっており、自分と就職先の相性を分析しないまま入社することで起こる問題です。

自分の苦手を明確化しておけば、このような問題に遭遇する確率は大きく下げられます。

このとき「辛いから急いで転職しよう」と早まるのではなく、「自分に不向きではない就職先を見極めよう」と考えることで、適材適所を探り当てる意識が大切です。

つぎの3ステップを使って、苦手要素を明らかにしていきましょう。

使えない評価の原因を探る3ステップ
1.どの業務をするとき「使えないやつ認定」されるのか
2.それらの苦手な業務に共通点はあるのか
3.共通点から導き出される「私の苦手」は具体的に何か

一度で全ての苦手要素は明らかになりません。何度も何度も、日々悔しい思いをした場面をイメージして、二度と嫌な思いをしないために苦手要素を具体化してください。

得意な領域ではなく苦手要素を明らかにするのは、使えないやつ認定は苦手要素と密接に関係しており、得意要素とはそこまで関係ないためです。

まずは苦手を把握して使えないやつを脱却し、そのあとに得意領域を見つけて行けば良いのです。

4.身近な友人に自己分析のサポートをしてもらう

自己分析にも得手不得手があり、自力では効果的に得意・苦手を洗い出せない人も多くいます。

その場合は、身近な友人に対して素直に悩みを打ち明けて、自己分析のサポートをしてもらうことを推奨します。

友人のサポートで自己分析を進める3ステップ
1.仕事中の状況・低評価を受けているのだと説明
2.特にどんな業務が苦手なのか友人に伝える
3.それらの内容から共通点はあるのか考えてもらう

一人目の友人から、的確なアドバイスがもらえるとは限らないため、できれば複数人の相談相手が欲しいところ。

何度か自己分析のサポートをお願いし、苦手要素を読み解いていきましょう。

5.分析した苦手要素をもとに使えないやつを脱却【実例紹介】

僕は20歳のころ美容院に就職し、アシスタント美容師として働いていました。当時は怒られてばかり。

僕は吃音症という言語疾患を持っていたので、上手く話せません。それを指摘される毎日が続き、使えないやつの烙印を押されて心を病んでいきました。

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嫌な上司
電話対応のときに吃る(どもる)様子が気持ち悪いぞ
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嫌な上司
シャンプー中、接客トークで吃る様子が気持ち悪いぞ

退職前には、臭いとか汚いとか、よく分からない否定にまで発展しました。そして、深く落ち込みました。

自分は仕事で全く使えない部下で、おまけに気持ち悪く臭いのだと。涙が出ました。

しかし、仕事をしないことには生活できないので、美容師免許を活かすために違う美容室に転職したのです。ただ、これでは根本的な解決になりませんでした。

僕は、そもそも人前で話すことが苦手です。苦手なのに人前で話す仕事をすれば、上手くいかないのは当然だということを、随分と長いあいだ気付けませんでした。

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(1)Webライターになって苦手から逃れられた

副業収入を得るために始めた「Webライター」という仕事との出会いにより、僕は人前で話すことから逃れられました。

意図的に狙って逃げたのではなく、流れでWebライターに行きついたのですが、結果的に美容師を辞められて良かったのだと感じています。

この一連のイベントが、僕に「苦手から逃げることの重要性」を教えてくれました。誰しも、得手不得手があるのだから、あえて不得手なことで戦う必要はないのだと知ったのです。

そして、いま思えば、自分は「使えるやつ予備軍」だったのではないかと。

(2)結論:使えないやつは、誰しも僕と同じ使えるやつ予備軍

僕が美容師という苦手ド真ん中の世界で消耗していたように、いま使えないやつ認定を受けている多くの人は、苦手ド真ん中の世界で消耗しているだけなのです。

みんな、自分の苦手な領域から逃れることで、使えるやつに変われるのだと考えています。

6.まとめ

「お前はどこに行っても通用しない」という脅し。あれは100%ハッタリです。

自分の得意と苦手を洗い出し、苦手ド真ん中の職場を離れるだけでも、使えないやつ認定は解消されます。

本気で「僕は日本で一番使えないのかも」と考えていた僕が言うので、これは間違いありません。

まずは自己分析、つぎに理想の転職先を見極めて、華麗なるジョブチェンジを決めてやりましょう。