配当金を狙って投資を始めたいけれど、大金は用意できないし、銘柄分析にかける時間も取れない。

こういった投資家は少なくありませんし、僕もそのうちの一人です。

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ふじはら
少額からスタートできて、手間のかからない手法あれば⋯⋯

今回は、こんな願いを叶えてくれる、高配当銘柄の運用メソッドをご説明します。

この記事の目次(クリックで飛びます)

1.国内株の高配当銘柄を運用するための「思考停止型メソッド」

僕が実践している思考停止型メソッドは、いたって単純かつ簡単な手法です。

  1. 高配当銘柄をあらかじめピックアップしておく
  2. 大幅に値下げした銘柄があらわれたら購入する
  3. 1→2の繰り返し。不正・大赤字による暴落株は入替

配当収入を狙っているので、株価の推移はさほど気にしないものの、不正や大赤字により暴落した高配当銘柄は売却して入れ替えています。

不正をする企業は何度でも不正をするし、事業投資等の理由でない大赤字はビジネスモデルの終焉を匂わせるからです。

また、このスタイルは長期運用を想定しており、短期利益を求めたり一時的なマイナス評価額に焦ったりする投資家には適していないこと、あらかじめご了承ください。

(1)大前提!投資で大ケガしないための鉄則3つ

せっかく高配当銘柄を探して投資をするのに、思考停止が過ぎたばかりに痛い目を見るのは御免です。

致命傷になるほどの大ケガを回避するため、思考停止型メソッドは3つの鉄則を守りつつ運用しています。

大ケガしないための鉄則3つ
集中投資はしない→複数の高配当銘柄に分散投資
売却益は狙わない→配当利回りを最重視して運用
斜陽産業・景気敏感株は控える→不況に強いビジネスを選考

それぞれ、どのような考えのもと行っているものか解説していきます。

1:集中投資はNG!思考停止型メソッドは分散投資が必須

高配当銘柄を運用するにあたり、最も大切にしていることは投資先の分散です。配当株投資は、特定の成長企業を狙った集中投資とは真逆のスタンスを取ります。

事業が成熟した「株主還元の意識を高めている企業」に対し、広く投資することで倒産リスクを抑えつつ資産収入を狙うことが目的です。

投資するセクターをばらけさせて、20~30銘柄には分散したいところ。銘柄分析に多くの時間をかけないため、分散投資をしたからといって管理が煩雑になることもありません。

とりあえず、ポートフォリオのうち1社あたりの比率を抑えることで、特定の企業が還元する配当金に依存しない体制作りを進めていきます。

2:斜陽産業・景気敏感株の比率は小さく

分散投資が良いからといって、やみくもに投資先を決めるべきないと考えています。高配当銘柄を運用するにあたり、重要なのは「資産収入の持続性」です。

斜陽産業のなかには、市場で不人気となったために株価を大きく下げて、相対的に配当利回りを高めている企業があります。確かに、こういった企業は現時点では高配当です。

しかし、やがて事業が完全に時代遅れとなれば、株主還元を実施するだけの力はなくなり、配当金が廃止・減配となる可能性は高くなります。

また、経済情勢によって利益の浮き沈みが激しい景気敏感株も、安定を求める配当株投資において親和性の低い投資先です。

これらに当てはまる銘柄は、意識的にポートフォリオ内の比率を小さくし、安定感の維持に努めることが大切だと考えています。

3:売買益ではなく配当金による資産収入を狙う

高配当銘柄の運用を行うにあたり、僕はリターンの優先順位を「資産収入>売買益」としています。

配当利回りの高い企業は、事業投資をほどほどに株主還元へ注力しているケースがほとんど。事業投資をしない企業は、成長率が緩やかになり株価推移も大きな動きを見せません。

つまり、売買益を狙うには不向きな投資先なのです。そもそも、売買益が期待できない投資先に投資しながら「売買益が出ないな」と愚痴を吐くのはお門違い。

高配当銘柄に投資をするときは、資産収入の大きさと持続性を重視して、売却益は二の次に考えるものだと認識すべきでしょう。

(2)僕がポートフォリオに加える(予定込み)高配当銘柄リスト20選

先ほど「20~30銘柄には分散したいところ」と解説したものの、実際にそれだけの高配当銘柄を探し出すのは骨が折れます。

参考までに、僕がポートフォリオに加える(または加える予定)の高配当銘柄をピックアップしました。

現在は、1株から株を購入できる【SBIネオモバイル証券】 を利用し、思考停止型メソッドに沿って下記の銘柄に投資をしています。

証券コード / 銘柄名 業種 配当利回り
2914 / 日本たばこ産業食料品6.56%
3407 / 旭化成繊維製品3.28%
3597 / 自重堂繊維製品4.16%
5108 / ブリヂストンゴム製品3.71%
5388 / クニミネ工業ガラス・土石製品3.33%
6032 / インターワークス機械5.4%
6889 / オーデリック電気機器4.59%
8001 / 伊藤忠商事卸売業3.79%
8031 / 三井物産卸売業4.33%
8053 / 住友商事卸売業5.11%
8058 / 三菱商事卸売業4.44%
8096 / 兼松エレクトロニクス卸売業4.05%
8316 / 三井住友フィナンシャルグループ銀行・その他金融4.77%
8591 / オリックス銀行・その他金融4.45%
9432 / 日本電信電話情報通信3.62%
9433 / KDDI情報通信3.8%
9434 / ソフトバンク情報通信5.61%
9436 / 沖縄セルラー電話情報通信3.85%
9437 / NTTドコモ情報通信4.27%
9986 / 蔵王産業サービス業4.31%

※配当利回りは2019年9月執筆時点のものを掲載

関連記事:SBIネオモバイル証券の運用報告(毎月更新)

1:どういった部分に着目して銘柄選定をしているの?

おおよその基準として、以下のような目安を設けて銘柄選定をしています。

銘柄選定の基準(僕の場合)
配当利回り理想は4%(税引後3.2%)以上
業種・事業事業内容が時流・国策に反していない
配当性向60%を下回っていれば望ましい
過去の配当実績大きな減配履歴がなく増配傾向

ただ、広く分散することを意識した結果、この通りにならないこともあるため、いまは「保有比率が高い銘柄」にこの基準を反映させています。それ以外の銘柄は、配当利回り・業種を重視して投資を決めています。

2.少額から高配当銘柄に投資するなら「SBIネオモバイル証券」

リスクを抑えて投資をするなら、投資先の分散は欠かせません。

しかし、一般的に日本株は最低取引単位が100株~であるため、複数の企業に投資するなら数百万円ほどの資金が必要でした。

たとえ株価が1,000円であっても、1社へ投資するときには10万円(1,000円×100株)が用意しなければならないのです。

高配当銘柄を1株から購入できる【SBIネオモバイル証券】は、このような金銭面の問題を解決してくれる手段として話題となっています。

(1)高配当を追求するオリジナルファンドが作りやすい

本記事では、投資先を20~30ほど分散することを推奨しました。もし、これほどの銘柄数を通常通り100株ずつ購入すれば、どれほどの投資資金が必要になるのでしょうか?

「僕がポートフォリオに加える~」としてご紹介した20種類の銘柄を、100株ずつ購入すれば費用は以下のようになります。

20銘柄の投資費用(一般サービスを利用した場合)
5万4,929円(20銘柄の株価合計)×100株=549万2,900円

たった20銘柄を最低取引単位で購入するだけで、必要な費用は約550万円になる計算です。これでは、なかなか手が出ません。

一方、1株ずつ購入できるSBIネオモバイル証券なら、20銘柄の分散投資にかかる費用は「5万4,929円」です。

こうして比較すれば、いかに手軽にオリジナルファンドが作れるのか分かります。

(2)手数料負担が低く他サービスより頭一つ抜けている

実際のところ、100株未満から株を購入できるサービスは、【SBIネオモバイル証券】以外にも複数あります。しかし、僕は「手数料が割高」という理由から、これらのサービスには一切手を出していませんでした。

出所:ネオモバ

ところが、SBIネオモバイル証券は、革新的な手数料体系を打ち出しきたのです。

投資額が0~50万円/月であれば、何度取引をしても手数料は200円のまま。さらに、Tポイントが200円還元されるため、実質手数料が無料なのです。

これにより、従来のサービスが抱えていた「取引回数に比例して手数料がかさむ」という課題もクリアしています。こちらの記事では、SBIネオモバイル証券を利用した配当株投資の様子を公開しているので、あわせてご参照ください。

3.まとめ

株式投資と聞いて「難しいものだ」と決めつけるのは早計です。本記事でご紹介したメソッドを活用すれば、投資家への負担を抑えつつ資産収入の構築を進められます。

投資に"絶対"は存在しないため、20代の若き投資家の一意見として参考にしてください。