収入が少なければ、余裕のない生活を続けるほかなく、衣食住のいずれにおいても不憫な思いをします。

また、貯金を用意しなければ老後生活に不安が残る昨今、将来に対する不安も大きくなるばかり。僕も、以前は月収10万円ほどと超低収入で不安でした。

今回は、元・低収入代表である僕が、どのように「低収入からの逆転」を狙えば良いのかご説明します。

貯金額を気にせず好きなときに外食し、趣味にお金を使える生活を手にするため、一緒に収入を増やしていきましょう。

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1.平均的な収入のラインはどのくらい?

国税庁の「平成30年分 民間給与実態統計調査」によれば、性別・年齢別の年収は以下の通り。

出所:国税庁「平成30年分 民間給与実態統計調査

20代であれば270〜370万円、30代であれば410〜450万円、40代であれば470〜500万円前後が平均的な年収とのこと。

特に結婚や育児、マイホームの購入を考え始める30歳以降は、いくらお金があっても足りない状況です。平均年収を少しでも下回れば、「生活が厳しい」と感じても不思議ではありません。

このほか、低収入を理由として困ることは数多くあります。

2.低収入で困ることは多い

低収入を理由とした悩みの深さは、高所得者の言う「税金の支払いが大変」とは比べものになりません。

「生活のグレードを高められない」といった問題以前に、下記のような深刻な問題が起こるのです。

  • 退職・失職時に備えた貯蓄ができない
  • 賃貸マンションの審査に通りづらい
  • 住宅ローンを利用しづらい

僕自身、ずっと収入が低かったため、将来に向けて貯金できないこと、賃貸マンションを借りづらいことに悩んでいました。

では、収入が少ない状況を脱して、悩みを解決するために何をすべきなのでしょうか?

3.収入が少ない状況は「戦略的なアクション」で打破する

低収入を脱出するとき取るべきアクションは、以下2つのいずれかです。

取るべきアクション2つダメなアクションの例
収入を増やすための転職同じ業界内で転職する
スキル習熟に繋がる副業簡単なバイトを始める

最もやりがちなミスは、同じ業界内で転職することです。そもそも、業界によって収入はほとんど固定されており、これは個人の努力程度で覆りません。

さらに、本業のかたわらバイトを始める行為も、これまた得策とは言えないのです。

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Aさん
同じ業界で転職するとか、簡単なバイトを始めるのは何で得策じゃないの?

こうした疑問を解消するため、転職と副業について深く掘り下げてご説明します。

4.収入が少ない原因は「属している業界」にある

まず、収入額は業界によって全く異なるという事実は、社会の仕組みとして理解しておくべきです。

以下は、厚生労働省の統計資料から、各業界における男性の平均賃金をピックアップしたものです。

各業界の賃金(男性)平均値(千円)
建設業349.1
製造業320.3
情報通信業399.6
運輸業 / 郵便業289.0
卸売業 / 小売業346.4
金融業 / 保険業470.4
学術研究 / 専門・技術サービス業415.8
宿泊業 / 飲食サービス業275.1
生活関連 / サービス業 / 娯楽業297.2
教育 / 学習支援業439.5
医療 / 福祉340.2
その他サービス業273.7

出所:厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査 結果の概況

業界によって、収入が大きく異なる様子は一目でわかります。

もちろん例外的に、低収入な業界にもかかわらず賃金が特別多い会社、あるいはその真逆のケースもありますが、基本的には「業界全体の賃金傾向」が存在します。

これは、業界によってビジネスモデルの利益率に差があり、儲かりやすい業界と儲かりづらい業界にキッパリと分かれているからです。

(1)賃金傾向はビジネスを3つに分解すれば理解できる

今回、ビジネスについての難しい話は控えますが、企業が従業員に給料を支払うまでの3つのプロセスは覚えてください。

  1. 会社は資金を投じ、商品やサービスを生産・販売している
  2. 売上から投じた資金を差し引いたものが「利益」となる
  3. 利益のうち数割を従業員に分配している

これらのプロセスのうち、1で投じた資金が大きく、2で回収できる金額が少ない業界ほど、3で分配される従業員の取り分は少なくなります。

(2)収入アップが狙える「転職時に狙うべき業界」とは

先ほどの3プロセスを応用すれば、収入が多い業界は簡単に見つかります。

  1. 商品生産に投じる金額が少ない(仕入れが安い)
  2. 利益率の良い商品を扱っている(粗利が大きい)
  3. 利益額に対して従業員が少ない

上記のポイントを満たすほど、業界の平均賃金は高くなる傾向にあります。

たとえば、士業やコンサルタント、金融業界は「仕入れ値が安く粗利の大きい商品」を扱う仕事の代名詞。利益率が高いため、業界の平均賃金は高めです。

対して、平均賃金が低い飲食・宿泊業は、それぞれ「仕入れ値が高く粗利の小さい商品」を扱っています。この比較からも、上記の法則はおおむね正しいと判断できます。

(3)理想的な転職を達成するため「軸ずらし転職」が不可欠

業界ごとの収益構造が収入に関係することは、ぼんやり理解していただけたかと思います。

しかし、いま属している業界によっては、いきなり理想的な業界・職種に転職できないケースもあります。こういった場合には、少しずつ“ずらしながら”転職する姿勢が欠かせません。

軸ずらしていく転職については、転職で年収を倍々に増やしている『motoさん』という方の、以下の考え方が参考になります。

出所:MONEY PLUS「短大卒から年収1250万円、“転職の達人”motoさんが実践する「軸ずらし転職」とは」より抜粋

要するに、いま属している業界に近しい、かつ「いまより年収の良い業界」へ移動し、段々と収入アップを図っていくのです。

収入を増やすために転職を試みる場合は、この意識を持っているか否かで結果が大きく変わります。

5.収入が少ない状況はバイトを増やしても解決しない

低収入を脱する2つ目の手段は、副業を始めることです。

しかし、手軽に始められるという理由で選ばれやすい「簡単なバイト」は、収入を増やすための副業としておすすめできません。

たとえば、工場バイトは誰でも始められるバイトの最たる例です。僕も、収入の少なさに悩んでいたとき、マックスバリュの商品を扱う大きな工場(冷凍倉庫)で働いていました。

こういったバイトのマニュアルは簡単で、誰とも話す必要がないので楽ではあります。ただし、労働時間中に学べることは、ほとんどありません。

自分の時間を換金しているだけで、いくら働いても知識・スキルは身につかないのです。

(1)時間あたりの収入を伸ばせる副業をおすすめする

収入が少ないことを嘆いている多くの人は、労働時間を多く投じて収入の底上げをしたいわけではなく、あくまで「同じ労働時間のまま、より収入を増やしたい」と考えているはず。

こういった理想があるなら、先ほどの工場バイトのような副業を始めるべきではありません。時間あたりの収入が固定されている副業で、経済的な豊さを手に入れることは不可能だからです。

では、どのような副業を始めれば良いのでしょうか? 僕が思うに、効果的に収入を増やすための副業は、以下のような要素を持っています。

収入を増やせる副業の特徴
値付けを自分でできる
外注化できる
ストック性がある(知識・経験が積み上がり、労働時間あたりの収入が増える)

これを踏まえて、いまどのような選択肢があるのかご説明します。

(2)僕がいまから副業を始めるとしたら何を選ぶか

僕は、Webライターの仕事を副業に選びましたが、未経験から始められる副業は他にもあります。

もしも、自身がいまからWebライター以外で副業を始めるなら、どのような仕事を検討するか挙げてみました。

もしも僕がいまから副業を始めるなら
動画編集者
ブログ運営
Webサイトのコーディング
スキルシェアリング

いずれも難易度はまちまち、それぞれに長所と短所があるものの、実際に結果を出している人は多くいます。

これらは大きな初期費用がかからず、勉強も実際の仕事受注もネット上で完結するため、物理的・金銭的なハードルはほとんどありません。

つまり、スキルを高めて収入を得るために必要なものは、ずばり「やる気」だけ。僕なら、これらの分野で成績を出している人のSNS・ブログを追いつつ、副業で始めると思います。

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ふじはら
もし、Webライタ-を始めるなら、以下の記事をご参照ください!

6.まとめ

「収入を増やすんだ」と決意して転職・副業を始めれば、少しずつ経済状況は改善します。

ただし、収入を増やしたい意思ばかりが先行し、的外れなアクションを取ってしまえば課題解決は遠のいてしまいます。

取るべきアクション2つ ダメなアクションの例
収入を増やすための転職同じ業界内で転職する
スキル習熟に繋がる副業簡単なバイトを始める

きちんと、上記のうち「取るべきアクション2つ」に当てはまる選択となっているのか、適時確認しつつ行動を起こしましょう。