著者がAmazon出版を解説

電子書籍の出版費用

生原稿も参考になれば幸いです

本記事の執筆時点において、私はKindleを3冊出版しています。

それぞれの出版時にかかった費用を共有するので、参考にしていただけますと幸いです。

この記事の執筆者

藤原 将

合同会社ユートミー代表。2018年からフリーランスライターとして主に法人メディアの記事制作に従事。

ランサーズ株式会社より「ランサーオブザイヤー2021」を受賞。大和出版『副業・在宅OK、未経験からはじめられる 「文章起業」で月100万円稼ぐ!』など文章を題材にした著書複数。

電子書籍(Kindle)の出版費用は5~20万円が相場か

「自ら原稿を書く」という前提であれば、電子書籍の出版費用は5~20万円程度に収まります。

出版の一部を外注する場合、委託先の担当者がどのような経験を持っているのか、実績や知識があるのかにより費用感は上下しますが、私の知る限りでは以下のような価格帯が多いと感じます。

出版費用 0円原稿の誤字脱字チェック、表紙作成、公開設定、宣伝を自力で行う
出版費用 5~10万円原稿チェック、表紙作成、公開設定のいずれかを専門家へ依頼する
出版費用 10~20万円上記の工程を含め、テーマ選定や企画の立案まで巻き取ってくれる
出版費用 20~60万円過去に実績があり、出版前後の販促活動に関する知識を持っている

自身のケース|1作目のKindle出版費用は10~20万円

自身が初著作を出版する際は、執筆以外の業務を知識のある人に任せて、その様子を見てノウハウを盗むことに努めました。先ほどの表における一番下のプラン(それに対応できる専門家)を選び、依頼した格好です。

具体的には、以下のような業務をお願いしました。

企画立案どのような角度から著者の知見・経験へ焦点を当てるのか、ヒットのねらい目を探す
キーワード選定Amazon内検索にヒットするよう「読者にどんな言葉で検索されるのか」を洗い出す
表紙作成電子書籍の顔とも言える、Amazonページ上に表示される表紙のデザインを作成する
原稿チェック読者に配慮された言葉選び、ほかの媒体へ誘導する導線設計、読後感の最適化を図る
出版後の拡散少しでも広く著作を認知してもらえるよう、著者以外のSNSアカウントでも拡散する

その結果、できあがった作品が以下です。

下記記事に掲載したグラフのように出版直後に勢いよく読まれ、半年少しのあいだに推定1万冊ダウンロードを記録しました。

こちらが、そのグラフです

著者ですから、やはり「自分のコンテンツ力による成果だ」と言いたいところではありますが、正直なところ企画内容や表紙デザインが良かったから得られた結果だと感じています。

初著作の出版から、以下を学べました。

  • プロの仕事を見つつ、Kindleの制作~出版の工程を体験できた
  • 出版社から声がかかり、のちに単行本化(商業出版)された
  • 結果的に、それなりの印税を得られて本業の依頼相談も増えた

「10万~20万円って高いよな」と思ってはいたものの、蓋を開けると「チャンスを最大化するなら妥当な投資であった」という意見に終始しました。とくに初著作ですから、勉強代も兼ねているということで。

自身のケース|2作目のKindle出版費用は1万円

初著作の制作サポートをプロにお願いして、仕事をそばから見ていたところ「どうやら本業(Webライター)の業務に通じる部分が多そうだ」と感じました。

たとえば企画立案やキーワード選定、原稿のチェックなどはWebライターの仕事そのものです。

唯一、Webライターの仕事では「Google検索にヒットするコンテンツ作り」が求められる一方、Kindle制作では「Amazon検索にヒットするコンテンツ作り」を求められる点で異なりますが、基本的な考え方は同じでした。

藤原 将

大部分は自分で対応できそうだし、読者の好評が集まるような一冊を書けそうだ

初著作の出版を経て、このように思ったのです。

そのため、2作目のKindleは表紙作成のみ外部へ委託しました。

この素晴らしい装丁(そうてい)デザインは、 ランサーズを介してつながったデザイナーさんに依頼し、1万円ほどで作っていただいたものです。そのほかには費用をかけず、あとは自ら時間と労力を割いて出版まで行いました。

〝月100万円稼ぐ〟を売り文句とした初著作に比べ、企画が控え目であるため配信数に不安はありましたが、無事にAmazon内のベストセラー表記が付き、書籍の総合ランキングも100位以内に入ったため安堵しました。

出版費用0円を目指すなら「デザイン」の勉強が必須

正直なところ「表紙デザインの依頼は必須」と考えています。

装丁に素人っぽさがあると「表紙が安っぽいから内容も低品質だろう」と思われてしまうからです。

私は「Kindleの表紙なら1万円で作成します」と言っているデザイナーさんへ依頼しましたが、実績の浅い方にお願いすると5,000円程度でお願いできるとも聞きます。

Kindle出版が成功すると、5,000円程度はすぐに回収できますから、必須経費だと捉えて投資することを強く推奨します。

そのほか、原稿チェックや出版のための手続きは、ネット検索を駆使しつつ時間をかければ自ら対応できるものがほとんどです。

それを踏まえ、あえて費用を投じて成功率を高めるなら『パブフル』のような出版代行サービスの利用も検討してみてください。

上記は主なプランのベース価格が2~3万円となっており、表紙作成をセットで任せても3~4万円程度に収まるため、契約内容の観点から言えば費用対効果が良いように見えます。

私も『ユートミー出版』という電子出版社を運営していますが、こちらは電子出版をビジネスとして実施したい個人事業主、あるいは中小企業の経営者を支援するサービスであるため、高品質な仕事を約束するかわりに料金は相場より高めです。

藤原 将

Amazonベストセラー著者本人、あるいは商業出版経験者のサポートをご希望の際はお問い合わせください

いずれ、Kindleの個人出版に関する情報をまとめ、1,000円前後の電子書籍として出版する予定です。

――追伸 Kindle出版のためのKindleを制作しました

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