世界中のあらゆる偉人、あらゆる名著が「経済的な豊かさを求めるなら投資せよ」と言っています。

これをいち早く察して、少額ながら投資を始めるのは素晴らしいことだと思います。ただ、いつまでも少額投資に甘んじていると、リターンが小さすぎて豊かさを手に入れられません。

avatar
ふじはら
とは言っても、なかなか投資額は増やせないよ⋯⋯

そこで今回は、20代が投資額を増やすために守るべき、3つのルールについて解説していきます。

この記事の目次(クリックで飛びます)

1.少ない!20代の50%は「投資額100万円以下」

「現役世代は年金が減る」とか「終身雇用はすでに崩壊した」なんて聞く機会が増えました。

定年退職後に悠々自適な生活を送れたのは、僕たちの上の上の世代だけ。何の対策もせずに労働収入だけで生きるのは、一部の高給取りを除いて極めて困難な時代が来たのです。

この状況を打破する術は、当サイトの記事「全国民投資時代の到来?「投資を始めるタイミング」に迷うな!」でも解説したように、資産運用を行うほかありません。

こういった時代背景を察して、20代でも積極的に投資を行う人はいるようです。しかし、日本企業の構造的に若年世代が低収入な傾向にあるためか、調査に回答した20代投資家の50%は投資額が100万円未満でした。

出所:ロードスターキャピタル株式会社「投資に関する実態調査

もちろん、投資額ゼロに比べれば幾分も良い状況です。ただ、このペースのままでは、将来を豊かにするためのブースターとして力不足だと言えます。

「20代だから投資額は少ないんだ」という理屈は、30代になれば「結婚に伴う支出があるから」という言い分に変わり、40代には「子どもの教育費に充てなければ」と言って、しまいには「定年前に貯蓄で投資など危ない」となりかねません。

投資で将来を豊かにするための基盤を作るためには、いま20代のうちに投資額を増やす必要があるのです。

2.20代が投資額を増やすために守るべき3つのルール

投資額を増やす方法は実にシンプル。たった3つルールを守るだけで、20代でも投資額は劇的に増やせます。

(1)固定費の見直しから逃げ出さない

将来に備えたいのだと相談を受けたとき、固定費の見直しを勧めればある人は「貧乏のような生活は嫌だ」と言い、ある人は「生きる楽しみがなくなる」と言います。

いえいえ、そんな貧しいものではありません。固定費の見直しは、言わば価値観の最適化。自分にとって本当に必要なものと、そうでないものを分別することで物理的にも精神的にもスッキリするものなのです。

これまで固定費の見直しを行ったことがなければ、ほぼ確実に無駄な支出が発生しています。そして、それらは本当の意味で心を豊かにするものではないのだと、僕は考えています。

僕の場合は、以下のようなものの購入費・維持コストを見直しました。

  • テレビ(本体・受信料・諸契約)
  • 使わない自動車(保険・車検代)
  • 割高な三大キャリア(通信費用)
  • コミュニティ(参加費・飲み代)

置いているだけ、参加しているだけで支出が発生するものが、いまの自分にとって本当に必要なのか否かを再確認し、少しでも疑問に思ったものは切り捨てました。

「もしかしたら先々で必要になるかも」と思いながら捨てたものは、また必要になったときに買い直せば良いですし、何なら僕は再度必要になったことが一度もありません。

ものに囲まれて生きるのは安心感があるものです。しかし、絶対に必要なものは全体のうち数割で、残りの数割は私たちの財布からお金を奪っている可能性が高いのです。

(2)若さ・体力を活かして副業する

固定費の無駄を削って、本当に必要な支出のみに抑えられたら、いままでに比べて投資額は増やせるはずです。

ただ、引き算で対応できるのはここまで。あとは収入を足し算するほかありません。

本業でキャリアアップを図ったり、転職で給与条件の良い職場へ移ったり、収入を増やす方法はいくつかあるものの、いきなりリスクは取らずにまず副業を始めることをおすすめします。

キャバクラのスタッフや工場バイトなど複数の副業を経験してきたなかで、僕が一番ストレスなく稼げたのはWEB系の仕事でした。

若いとは言っても、ゴリゴリに体力を使う副業は大変なので、自宅で取り組める副業が理想的です。

独学可能なWEB系の仕事仕事内容の一例
ライティング事業者が運営するメディアの記事を書く
プログラミング指定されたデザインをもとにサイトを作成
動画編集渡された動画にテロップ・効果を付ける

たとえば、僕の場合は副業でライティングを始めて、月3~5万円ほど稼いでいました。全くの初心者でも、半年以内に月5万を達成することは難しくありません。

あえて苦手な副業をする必要はないので、いろいろチャレンジして身体的・精神的負担をかけずに稼げる副業を見つけたいところです。

(3)本業は「将来性」を意識して選ぶ

固定費を削って、副業も始めたとなると、残っている変更可能な領域は本業くらいです。

ただ、投資額を増やしたいからと言って、無計画のまま本業を退職するのはリスキーです。まずは、自身が就いている職業の将来性、収入の伸びしろについて考えましょう。

属している業界全体が成長しており、成果主義で若者でも実績に応じた昇給が見込めるなら、急いで辞める必要はありません。その分野でスキルを磨けば、収入の伸びしろは十分にあるはずです。

一方で、すでに斜陽産業と呼ばれる業界、かつ年功序列の傾向が強い職種には要注意。使えないおじさんが高給を得ているような職場は、若者までお金が回ってきません。

成長産業 or 成果主義の業界斜陽産業 or 年功序列の業界
IT系企業銀行業界
外資系企業教育業界

非常にざっくりとした一例ですが、両者は「実力・スキルがあれば稼げる業界」と「勤続年数が評価に直結する業界」にきっぱり分かれているはずです。後者のような環境に身を置いていても、伸びるのは忖度力と接待スキルだけ。

将来性より仕事内容を優先するなどの理由がなければ、成長分野の第一線で働いたほうが稼ぐ力は各段に伸びるかと思います。

これまで出会ったなかで、毎月大きな投資額を運用に充てている人は、もれなく前者のイメージに近い業界に就いていました。

3.まとめ

現段階の運用成績がどうであれ、将来を楽観視することなく「堅実なライフプラン」の設計に努める姿は格好の良いものです。しかし、現実問題として一定以上の投資額がなければ、人生の選択肢がドラスティックに変化することはありません。

僕自身も、執筆時点で毎月10万~30万円の投資額を運用に回していますが、これでは到底足りないと感じています。「固定費・副業・本業」の最適化を図り、ともに将来に向けて頑張りましょう。