仕事の何もかもが嫌になり、Webライターとして独立した藤原です。
ストレス社会ど真ん中である日本にいれば、ときたま「働きたくない」って気持ちが込み上げてきますよね?
この働きたくない気持ちは、職場を見直すことで解消可能です。
いまは仕事を楽しんでいる僕が、あなたの「働きたくない」を解消する方法をご説明します。
1.働きたくないのは周囲の環境が悪いから
あなた自身に問題があるから「働きたくない」と思い悩むわけではありません。悪いのは環境。
つまり、あなたを取り巻く要素が、労働に対するネガティブな気持ちを生み出しています。
では、あなたを取り巻く要素とは、いったい何でしょうか? ざっくり2つに分けて考えていきます。
日常を作る要素 | 要素を細かく分析すると⋯ |
---|---|
仕事 | お金、人間関係、やりがい、責任 |
プライベート | 家族、恋人、友人、趣味 |
働く人の日常は、これら2つから成り立っています。このうち、働きたくない原因になっている要素を洗い出していきましょう。
まず、プライベートが上手くいかないからと言って、働きたくない理由になるケースは稀です。
となると、ほとんどの場合は「仕事」を構成するいずれかの要素が、労働に対してネガティブな気持ちを植え付けています。
端的に言えば、自分と会社がマッチしていないから、働きたくないという思いが込み上げてくるわけです。
2.会社の何が「働きたくない」と思わせるのか分析する
「自分と会社のアンマッチが原因だから、いますぐ転職しよう」と考えるのは短絡的です。
僕自身、勤め先を転々としましたが、勢いで環境を変えているうちに労働に対するイメージが改善されることはありませんでした。
“いま持ってるスキル” とか “いままで経験したこと” を基準に転職先を決めても、結局似たような環境に飛び込んでしまうのです。
そのため、どうして会社と相性が悪いのか、という部分を分析しなければ前に進めません。
4つの要因 | 具体的な問題の一例 |
---|---|
お金 | 給料が少ない |
人間関係 | 理不尽に怒られる |
やりがい | 仕事内容がつまらない |
責任 | プレッシャーが大きすぎる |
仕事に対するネガティブな気持ちは、これらの自力ではコントロールできない4つの要因によりもたらされます。
どの要因のどんな問題を理由にして、あなたが仕事を嫌いになったのか見つめ直してください。
これを深く掘り下げることで、会社に抱いている嫌悪感の正体を突き止められます。
(1)僕が「働きたくない」と思っていた理由【参考例】
僕は、美容専門学校を卒業し、美容師として働いていました。働きたくない、こんな職場辞めたいと思っていた当時、抱えていた問題は以下のようなものです。
要因は3つ | 美容師時代の問題 |
---|---|
お金 | 給料が10万円ちょっと |
人間関係 | 先輩に悪口を言われる |
責任 | 電話対応が苦手。無理 |
技術を磨くことは好きだったので、仕事内容は嫌いじゃなかったものの、薄給であることや毎日の電話対応に苦痛を感じていました。
一度、ほかの美容室に転職しましたが、似たような環境だったのでネガティブな気持ちは改善されず。
そもそも、業界全体が薄給の傾向にあり、どこの職場でも電話対応が必須なことから、美容師として仕事を続けることは難しいのだと分析しました。
この分析の末、現在のようなフリーランスで働くスタイルに落ち着いています。
3.自分と会社を分析したあとに転職先を考える
仕事に対するネガティブな気持ちの正体が分かれば、どのような仕事に変更すべきなのかイメージできます。
給料が少ないなら、より平均収入の高い業界へ。仕事内容がつまらないなら、より自分の好みを重視した仕事へ。
“自分ができる仕事” を基準に就職先を選ぶのではなく、「働きたくない」と思わせる要因を避けて仕事を選ぶことで、ネガティブな感情は絶対に消え去ります。
僕の場合、Web系のスキルを身に付けて独立し、電話対応がほとんどない環境下にいます。
結果的に、働きたくないという気持ちは無くなり、むしろ仕事にやりがいを感じてバリバリ働いているほど。収入も増えています。
これが強烈な原体験となり「働きたくない=働くことに不向き」ではないのだと考えるようになりました。
4.まとめ
「働きたくない」という思いは、あなた自身に問題があって起こるものではなく、ほとんどの場合は職場環境に原因があります。
そして、一生のうち多くの時間を「仕事をして過ごす」のだと考えれば、アンマッチな職場に居続けることは大損失です。
辞めることを大前提として、至急 “つぎに行く職場” の洗い出しを始めましょう。まずは、会社の嫌いな部分と自己分析から進めてください。