何の楽しみもない人生、クソつまらない毎日。「楽しいって何だっけ?」と思ったこと、僕も数知れずあります。
どうして、生きることに楽しみを感じないのでしょうか?
結論を言うと、ストレスの強さが「楽しさをつかさどる感受性」を殺しているからから、生きることに楽しみを見出せないんです。
今回は、生きる楽しみがない人生を、どうやって克服すれば良いのか解説していきます。
生きる楽しみがない状況を解消すれば、少しずつ「これをやりたい」という活力が生まれて、想像できないほどの充実した人生を送れます。

という場合は、ぜひ参考にしてください。
【自己分析】生きる楽しみがないと考えてしまう原因
「生きる楽しみがない」と考えてしまう人には、以下のような共通点があります。
- お金がない
- 夢や目標がない
- 不向きな仕事ばかりやっている
- 周囲・世間の顔色をうかがってしまう
それぞれ、生きる楽しみを失ってしまう状況を招く要因となります。
お金がない
特に欲しいものがなくても、お金のない状況は人を苦しめます。
食事をするため、病院に行くため、長距離を移動をするためにはお金が欠かせません。
ですから、お金のない状況は私たちから “心の余裕” を奪うのです。
心の余裕が奪われれば、何かを楽しむ余裕などなくなります。

と思うなら、慢性的なお金不足によって「生きる楽しみがない」と感じている可能性は高いはずです。
夢や目標がない
夢や目標は、人の生活に活力を与えます。
ゲームをやった経験がある人なら、「夢や目標がない状況」がどういったものか想像するのは簡単です。
- 状況A:ボス撃破でもらえるレア武器を揃えたい
- 状況B:倒したい敵、結末の気になるエンディングがない
状況Aは、やるべきことが明確になっており、それを目標としてモチベーションを保ったままゲームをプレイできます。
対する状況Bは、すでにゲームに含まれる未知の部分に関心がなく、ゲームプレイの動機が何もない状態です。
楽しくないのは当然 。これは「生きる楽しみがない」と同じ状態です。
不向きな仕事ばかりやっている
不向きな仕事を続けても、なかなか成果は出せません。
そのため、毎日上司から叱責されて、自尊心がボロボロになってしまいます。


やがて、こういったネガティブな思考に陥ってしまうのです。
不向きなことを続けても、成果を出せないのは当然なのですが、自分のことをそこまで客観的に見られる人ばかりではありません。
だから、仕事を原因として自尊心を失い、自分に存在意義を見出せずに生きる楽しみがない状況に陥ってしまうのです。
周囲・世間の顔色をうかがってしまう
他人の評価ばかりを気にしてしまう人は、”誰かが用意した正解” を真似できなければ、自分の人生に価値がないように感じる傾向にあります。
- 良い成績を取らなければダメ人間
- 結婚して子どもを育てなければダメ人間
- 入社後、最低3年は勤めなければダメ人間
これは、すべて誰かが用意したレールに過ぎません。
勉強や仕事で好成績を収められなくても、独身や子どものいない夫婦であっても、入社後にすぐ退職しても本来責められるべきではないのです。
しかし、周囲や世間の顔色をうかがって、自分の意思を殺しながら過ごしている人は多くいます。
これでは、生きる楽しみがなくなるのも当然ですよね。
ここまで挙げた「生きる楽しみがない」と考える4つの原因は、形こそ違えどすべて “ストレス” です。こいつが、あなたの人生を楽しくないものへ追いやっているのです。
ストレスが生きる楽しみを奪ってく
「生きる楽しみがない」という状態を作り出すものの正体は “ストレス” です。
先ほどはタイプを4つに分類して、生きる楽しみがない人の例を挙げましたが、ストレスを感じる場面は人それぞれ。
つぎは、ストレスを感じる瞬間を洗い出し、生きる楽しみがない状況の解決方法を探っていきましょう。
たとえば、過去にずっと「生きる楽しみがない」と感じていた僕は、下記のタイミングでストレスを感じていました。
- 苦手なことをするとき
- 目的のない時間を過ごすとき
- 誰かの価値観を押し付けられたとき
- 昨日の出来事を振り返り反省点を考えるとき
すでに、これほどストレスの傾向を明確に捉えられているなら、生きる楽しみがない状況から脱することは比較的簡単です。
しかし、実際には「ストレスの正体」を把握できていないケースが多々あります。
まだ把握できていないのであれば、さらなる自己分析を進めてストレスの正体を暴いていきましょう。
ストレスの正体を暴く2つの視点
誰しも、生まれた瞬間から「生きる楽しみがない」と思い始めるわけではありません。
物心ついてから現在までのどこかに、楽しみを見失うきっかけがあったはずです。
ストレスを見つける2つの判断軸 |
---|
1.いつから楽しくない? |
2.楽しくないのは仕事?プライベート? |
このような2つの視点を持って、いつ・どのようなタイミングで生きる楽しみを損ねてしまったのか洗い出してください。
ストレスの正体は1つとは限らないので、何度も何度も繰り返していきます。
この作業により、自分はどのような場面で「生きる楽しみがない」と強く感じているのかを、具体的に言語化できるのです。
生きることを楽しむ準備を進める
ストレスの正体を把握したあとは、どのような方法でストレスを回避できるのか考案し、意識的に「ストレスを感じない環境作り」に努めてください。
ストレスの正体 | ストレスの回避方法 |
---|---|
理不尽な先輩の叱責 | 退職・転職する |
家族の過干渉 | 一人暮らしをする |
熱中できることがない | 未経験なことに触れる |
収入が少ない | 副業を始める |
これらの回避方法は、人によっては無理難題ばかりに思えます。
しかし、生きる楽しみがない現状は、無理難題を避けては矯正できないほど深刻な状況なのです。
ストレスの正体が分かっているなら、解決のために何でもやってください。全ては、生きる楽しみがない人生を荒療治で回復させるためです。
【実例】僕はストレスを避けるため退職・転職・独立した
僕自身も、ストレスが原因で生きる楽しみを見失い、一時は死んだほうが良いのではと悩んだ人間の1人です。
美容師として働いていた僕の場合、日々のモヤモヤを作っていたストレスの正体はつぎのようなものでした。
ストレスの正体 | 具体的な状況 |
---|---|
先輩のいじめ | 気持ち悪い、臭いなどと言われる |
業務での電話対応 | 電話対応が苦手で、着信音にビビる |
薬剤による手荒れ | 手荒れが痛くて入眠に時間がかかる |
バイトの掛け持ち | 低収入ゆえ深夜バイトをして寝不足 |
美容学校の学費が高かったため、一部の親族・友人からは「勿体ないだろう」と美容師の退職を大いに反対されました。
しかし、いまは心の底から「あのとき美容師を辞めて良かった」と思っています。
ストレスを避け続けた結果、現在はWeb周りの仕事をフリーランスとして請ける形に落ち着き、主にWebライターを中心に活動しています。
生きる楽しみはストレスを排除しなきゃ見つからない
ストレスを排除できれば、生きる楽しみを見つけるのは意外なほど簡単です。
たとえ、これまで「生きる楽しみなんて絶対見つからない」と感じた経験があったとしても大丈夫。
かつて、僕も生きる楽しみを見つけようと必死だったのですが、何を始めても楽しくない状況が続きました。その原因はあとから分かりました。
僕は「楽しみを受け入れる体制」を作れていなかったんです。
ストレスまみれの日常で感受性が死んでいれば、いくら楽しいことを探しても見つからないのは当然。でも、当時はその事実になかなか気付けませんでした。
この記事をご覧になっているあなたは僕の二の舞にならないよう、まずストレスを排除することから徹底して取り組んでください。
まとめ
「生きる楽しみがない」という悩みを克服し、人生に楽しみを見出すまでの方法は3ステップです。
人生に楽しみを見出すまでの3ステップ |
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1.ストレスの正体を見つける |
2.可能な限りストレスを排除する |
3.生きる楽しみを探す |
経験上、この手順を踏まなければ、人生を楽しいものに変えられません。
ストレスを排除しないまま楽しみを見出すことは難しいので、何に手を付けても楽しくない場合には、まずはストレスの正体を探すことから始めてみてください。