藤原 将

    筆者はSEO記事、電子書籍、メルマガ等の執筆を得意とする歴7年目の社長ライターです。
    ――Twitter著書電子出版社

    WebライターやプログラマーなどのWeb系フリーランス、美容師や理容師のフリーランスを大勢見てきたなかで思うことがあります。

    それは「フリーランスになりたい人=向いてる人」ではないということ。

    フリーランスに向いてる人・向いてない人には明確な違いがあります。そして、これを考えず安易にフリーランスへ転身すれば、後悔する層は一定数いるのです。

    今回は、フリーランスに向いてる人の特徴をご紹介します。これからフリーランスを目指すなら、ぜひご一読ください。

    1.フリーランスに向いてる人の特徴

    フリーランスに向いてる人の特徴は、4つに絞られます。

    「フリーランスに向いてる人の特徴」をテーマとして書かれている記事には、”自分の市場価値を分かってる” とか “大きな夢を持っている” とか、それっぽい要素が挙げられる場面も見られます。

    しかし、それらの要素はおまけに過ぎません。フリーランスに向いてる人を絞っていけば、以下の4つに行き着きます。

    (1)1日何時間でも働ける人

    ブラック企業みたいな条件ですが、特に「華々しい経歴・実績はないけどフリーランスになる」みたいな場合は、1日に何時間でも働ける精神力と体力が求められます。

    というのも、フリーランスになった直後は、顧客獲得のために延々と営業活動を行う必要があるからです。

    自分の時間と身体を使って営業活動に勤しみ、獲得できた仕事を全力でこなす。フリーランス駆け出しの時期は、この繰り返しです。

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    ふじはら
    フリーランス初期は、1日に営業メールを50件送るとかよくありました

    「フリーランスになりました」とSNSで公開して、割りの良い仕事がバンバン入ってくるのは一部の実力者だけですから、「1日8時間以上働けるよ」と思える人でなければ “フリーランスに向いてる” とは言えません。

    (2)自分の機嫌を自分で取れる人

    フリーランスになったばかりのころ、周りに自分の機嫌を取ってくれる人はいません。

    どれだけ逆境にさらされて、打ちのめされて心が折れそうになっても、自分を鼓舞して立ち上がる勇気を与えるのは自分しかいないのです。

    自分の機嫌を取るとは

    ・不機嫌になっても、自ら負の感情を処理する
    ・不機嫌を招く要因はあらかじめ排除する

    自分の機嫌を取るとは、こういうことです。

    そして、僕の場合 “不機嫌を招く要因” として、おおむね以下が思い当たります。

    不機嫌を招く要因

    ・仕事がない
    ・仕事がうまく進まない
    ・貯金額が減り続けている
    ・取引先から嫌なことを言われた
    ・ツイッターで他者から口撃された

    これらの要因に対する策を用意しておくことで、不機嫌が長引くことを回避できます。

    【例】「仕事がない」の対策

    ・忙しい時期も新規顧客の開拓を怠らない
    ・顧客・取引先から常に満足度を聞き出す
    ・普段から「閑散期にやること」を考えておく
    ・同業者の繋がりを作り、顧客を紹介してもらう

    (3)何事も根性でやり遂げられる人

    いまあるスキルを切り売りしているだけでは、やがて成長が止まり競争に勝ち残れなくなります。

    そのため、定期的に “ちょっとレベルの高い仕事” に挑戦し続ける必要があります。

    ちょっとレベルの高い仕事は、いまあるスキルだけで完成させられないケースが多く、大半の場合は仕事と並行しつつ必死に勉強しなければなりません。

    このとき「レベルが高すぎる……むりだ」と諦めることなく、「どんな手段を使っても仕事を完遂してやる」と根性でやり抜くタイプの人は、フリーランスに向いてると言えます。

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    ふじはら
    駆け出しのころは「え、これ無理じゃない?」のオンパレードですよ

    フリーランスは、基本的に上司もメンターもいませんから、レベルの高い仕事に苦戦するシーンは頻繁に訪れます。

    そのたびに心が折れ、一向に前へ進めないならフリーランスは務まりません。

    (4)相手の気持ちを想像しつつ動ける人

    フリーランスになれば、人間関係のしがらみから解放されるのだと思われがちです。

    確かに “社内の人間関係” から解放はされますが、“対外的な人間関係” に接する機会はむしろ増えます。

    また、中小企業を取引先として仕事をするなら、企業の社長や決裁権者と直接やり取りをする場面も増えるはずです。

    相手の気持ちを想像しつつ、相手に無駄な時間を使わせないよう接する必要がありますし、相手の気分を害する言動は契約終了に繋がります。

    「コミュニケーションが苦手だから」とフリーランスになってはならず、むしろコミュニケーションに気を遣える人こそフリーランスに向いてるのだと考えています。

    2.フリーランスとして成功する人の特徴

    成功の定義はさまざまですが、ここでは「フリーランスとして平均以上の収入・評価を得ている」という指標を成功の定義として話します。

    ずばり、フリーランスに向いてる人のすべてが、フリーランスとして成功できるわけではありません。

    1日何時間働いても、自分の機嫌を自分で取れていたとしても、飛び抜けた成績を出せるわけではないのです。

    僕自身が、いろいろなフリーランスを見て、話を聞いて感じた「成功する人・そこそこの人」を分けるポイントをご説明します。

    (1)自分の頭で考えつつ行動・提案ができる人

    フリーランスとして平均以上の収入・評価を得ている人は、常に “クライアントのためにできるアクション” を考えています。

    • こんなテーマが、拡散されて流入を見込めそう
    • この要素を盛り込めば、読者に行動を促せそう
    • 現行の運営メディア、〇〇を改善できるのでは?

    僕の本職であるライターに例えて言うと、こんな感じ。

    人によっては「提案するなど、おこがましい」と思うかもしれません。

    しかし、発注側が “自分と一緒に事業改善を考えるパートナー” を欲しているケースは多々あります。

    そして、一緒に考えてくれるパートナーは希少性が高いため、高額な報酬を支払ってでも共に仕事をしたいと思ってくれるのです。

    自分の頭で考えつつ行動・提案をすることで、結果的に経済・信頼の両面の評価に繋がります。

    (2)失敗・成功を自分ごとに変換して考えられる人

    いわゆる “自責マインド” は、仕事人のレベルを高めるにあたり不可欠です。

    仕事に失敗したとき、「運が悪かった、他人のせいだ」と言って終わらせる人。

    「これは自分が招いた失敗だ。どこがダメだったのだろう」と自分ごととして捉え、原因究明に努める人。

    人間力と技術力が高まっていくのは、間違いなく後者です。

    一方で、自責マインドが語られる場面では、「失敗は自分の責任。成功はみんなのお陰」みたいに捉えるよう勧める風潮があります。

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    ふじはら
    いやいや、自分のことも褒めようよ

    その風潮を否定はしませんが、僕は「成功も自分の努力があったからこそ」と思うほうが良いように思いますし、実際に成績を残している人は「自分の努力があったからだよ」と考える傾向が強いように思いました。

    その自己肯定こそがプライドとなり、つぎなる挑戦の糧となっているように感じるのです。

    当然、周囲に対する感謝を持つべきではあるものの、成功をあえて自己評価の対象から外す必要はないと感じます。

    3.まとめ

    フリーランスに向いてる人の特徴は4つです。

    • 1日何時間でも働ける人
    • 自分の機嫌を自分で取れる人
    • 何事も根性でやり遂げられる人
    • 相手の気持ちを想像しつつ働ける人

    ネットビジネスでも、リアルビジネスであっても共通しています。

    なお、フリーランスに向いてないからといって、フリーランスとして活動することが不可能だと決め付ける必要はありません。

    「自身はフリーランスに不向きだ」と分かりつつも、それ以上に “フリーランスで稼ぐべき理由” があり、独立して頑張っている人は多くいます。

    今回ご説明した4つのポイントは、フリーランスに転身するか否か迷っているときに参考とする、1つの指標として捉えてください。

    メリットだけでなく、フリーランスの現実も知ってほしい▼

    藤原 将
    藤原 将 ライター / 著者

    2018年にWebライターとして独立し、初年度に月収100万円へ到達。その知見を書籍化した『文章だけで月100万円稼ぐ方法』はDL数10,000冊を突破。以降、2, 3冊目を出版。2021年には「ランサーオブザイヤー2021」を受賞。