この記事を書いたライター

    藤原 将

    ライター志望者、ならびに悩める中堅ライターを支援する『藤原道場』の講師。

    • 独立9ヶ月目に月収100万円到達
    • ランサーオブザイヤー2021受賞
    • 電子書籍が爆売れして商業出版

    こんな経験を生かし、あなたを「稼げる書き手」に導きます。

    フリーランスになれば、不安・悩みはたくさんあります。

    僕の周りにいるライターやエンジニア(SE)、理・美容師もみんな不安を抱えているようです。

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    ふじはら
    自営はみんな悩んでいるんだよ

    今回は、大半のフリーランスが抱える3つの不安と、その対策についてご説明します。

    いまこそ、ストレスフルな毎日から解放されるときです。

    フリーランスには3つの大きな不安・悩みがある

    大半のフリーランスは、お金・将来・健康についての不安を持っているようです。

    これは、僕が実際に話を聞いたフリーランスだけでなく、日本政策金融公庫による調査からも明らかです。

    出所:日本政策金融公庫「フリーランスの実態に関する調査

    フリーランスとして事業を行ううえでの問題点として、つぎの不安要素が上位3つに挙がっています。

    • 売上を安定的に確保しづらい
    • ケガ・病気の際の対応
    • 対価が低い

    いずれも、お金・将来・健康に関連するものです。

    これらについて、フリーランスの視点から一段掘り進めてお話していきます。

    お金の不安・悩み

    先ほど挙げた上位3つの不安は、いずれもお金に関すること。

    2番目の「ケガ・病気の際の対応」も売上減少や医療費の負担からくる不安だと思われます。

    フリーランスは、必死に働くほど大きな収入を得られるため、会社員から「フリーランスはたくさん稼げて良いな」と羨望の眼差しを向けられる機会があります。

    しかし、フリーランスは正社員より簡単に契約を切られるため、いつ収入が絶たれるか分からないのです。

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    ふじはら
    (毎月同額の収入があって羨ましいなぁ……)

    また、昨今ではフリーランスの増加により価格競争が激化し、一部業界では依頼料の低価格化が急速に進んでいます。

    そのため、フリーランス当人としては「2ヶ月後、3ヶ月後の収入はどうなっているだろう」と不安で仕方がないのです。

    将来の不安・悩み

    日本政策金融公庫の調査によれば、将来の生活に対して「大きな不安を感じている」と答えた人の割合は2割前後、「不安を感じている」と答えた人の割合は4割程度とのこと。

    半数以上のフリーランスが、将来の生活に対して「いままで通りの水準を維持できるだろうか」と感じているようです。

    出所:日本政策金融公庫「フリーランスの実態に関する調査

    一方、同資料内で将来性にまつわる別の問題も明らかとなりました。

    なんと、調査に回答したフリーランスの6割超は、今後 “現状維持” を目指しているのです。

    出所:日本政策金融公庫「フリーランスの実態に関する調査

    将来を不安視しながらも、現状維持を目標として事業を続けることには、大きな違和感を覚えます。

    もちろん、現状の人数・規模・忙しさのままで事業を続けたい気持ちは分かります。

    しかし、現実的にそれは通用しません。

    実際、僕が昔働いていた「現状維持を第一に掲げる美容室」は、闘争心むき出しでドンドン成長する周りの美容室にお客を取られて、徐々に赤字へと向かって行きました。

    健康の不安・悩み

    フリーランスは、自分のスキル・時間を切り売りする働き方です。

    ですから、自身の健康を損ねてしまうと、とたんに収入が減ってしまいます。

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    ふじはら
    でも、自己管理を徹底できる人って、そう多くはないんです

    フリーランスになると、生活スタイルや仕事量を自由に調節できます。

    ですから、本来ならスケジュールを「ちょうど良い塩梅」にすべきであるものの、少しでもお金を稼ごうと頑張ってしまうフリーランスが多いのです。

    結果、心身に不調をきたしてしまい、待っているのは売上減少と医療費負担のダブルパンチ。

    これを知ってなお、必死に働かざるを得ないケースもあるため、多くのフリーランスが健康面に不安を抱きつつ仕事をしています。

    たまに聞かれる「これ大丈夫なの? 不安だわ」

    Q. 彼氏や彼女は作れる?

    A. みんな恋人できてます。あなたの魅力次第ですよ! 筆者はマッチングサービスをおすすめしています。

    フリーランスが不安を減らすための工夫

    フリーランスが抱えているお金・将来・健康の不安は、工夫次第で多少軽減できます。

    • 可処分所得を半分だと思ってお金を使う
    • フリーランスとしての3年計画を立てる
    • いざというとき助け合える仲間を作る
    • 暇になったとき何をするのか考えておく
    • 健康対策は「悪化してから」では遅い

    僕が実践している、これらの工夫についてご説明します。

    可処分所得を半分だと思ってお金を使う

    僕は、フリーランスになってから、常に「自分の可処分所得は実際の半分だ」と思い込んで生活しています。

    だから、追い風が吹いて一時的に大きく稼げても、生活水準は一切上げません。

    Q
    可処分所得とは?

    可処分所得を増やして、生活のグレードを高めたいなら、倍働いて倍稼がなければならないのだと言い聞かせているのです。

    その甲斐があって、貯金は少しずつ増えており、案件の契約終了が続いても多少のことでは動じません。

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    ふじはら
    それでも不安は消えないですけどね

    かたや、同年代のちょっと稼ぎ始めた友人は、パチンコやキャバクラに有り金を使い込んで、客足が途絶えたとたんに不安がやってくるジェットコースターのような生活を送っています。

    もちろん、価値基準はそれぞれなので、友人のお金の使い道を否定はしないものの、不安をできる限り軽減したいなら僕のように「倍稼いでから使う精神」で働くほうが良いように思いました。

    フリーランスとしての3年計画を立てる

    「変化のサイクルが早い時代だから、計画なんて意味がない」と言われがちではあるものの、計画は立てておくことをおすすめします。

    なぜなら、自分で立てた計画は “現時点における自分の位置” を把握するコンパスになるからです。

    たとえば、金持ちになりたい青年が2人いたとします。

    • 漠然と金持ちになりたいA君
    • 金持ちを目指す計画を立てたB君

    それぞれ、スタートから1年後の自分を評価するとき、何を目標達成率として捉えるでしょうか?

    A君は「いまの稼ぎ」を目標達成率とする

    計画を立てていないA君は、恐らく「いま、どれくらい稼げているのか」を目標達成率の指標として捉えます。

    数年後の計画など考えていない彼にとっては、今月や来月の収入こそが自らの感心事であり、少しでも収入が減れば「目標から遠のいた」と感じるからです。

    しかし、この思考はB君に比べて “事業の可能性” を大きく狭めてしまいます。

    B君は「数字を含む多面的な評価」を目標達成率とする

    計画を立てているB君は、目標と現状のギャップを「数字を含む多面的な評価」で測ります。

    直近の収入にとらわれることなく、現状が準備期間なのだと理解したうえで計画の進捗率を確認するのです。

    B君はこれらを “種まき” とみなして、3年後、4年後にドカンと花開くように水面下で行動することを苦にしません。

    また、あらかじめ計画立てているからこそ、自分のリソースを複数へ適度に分配できます。

    A君とB君の行動はどのように分かれるのか

    A君は、目先の結果ばかり追い求めて、収入が落ちるたびに「この道は間違っているのだろうか」とたびたび路線変更をします。

    結果的に、一本の太いスキル・実績を身につけることなく、終始不安に悩まされるフリーランスで終わってしまいます。

    対するB君は、収入だけにとらわれないため、収入を含むトータル評価が想定内なら、安易に路線変更はしません。

    目標達成までの一本道を進み、トレンドが変われば最小限の軌道修正を取り入れて、大筋は変えることなく突っ切ります。

    A君が大金持ちな事業主になったとすれば、それはラッキーパンチです。でも、B君が大金持ちになるのは、ある種当然のように感じませんか?

    これが “計画” という名のコンパスを用意するメリットです。

    いざというとき助け合える仲間を作る

    仕事がなくなって収入が落ち込んだとき、将来の不安を共有して一緒に考えたいとき、健康を損ねて手持ちの仕事を誰かにバトンタッチしたいとき、頼りになるのは同業者の仲間です。

    少し稼ぎ始めると自分が偉くなったように感じ、1人でどこまでも行けるように感じるものですが、それは勘違い。

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    ふじはら
    むしろ、フリーランス(個人)はどこまで行っても弱者だと考えています

    以前、売れっ子で天狗状態になっていたフリーランスが、1つの失態をきっかけに仕事をすべて失った事例を見ました。

    もし、彼が同業者から圧倒的な信頼を得ていたら、一度くらいは再起のチャンスが巡ってきたように思います。

    しかし、彼は同業者からも嫌われものでしたから、どこまでも失墜していったようです。

    暇になったとき何をするのか考えておく

    忙しく働き、よく稼いでいるフリーランスほど、暇になったとたん大きな不安に苛まれます。

    そして、冷静さを失い、何から手をつけるべきか分からなくなるのです。

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    ふじはら
    暇になったとき、あなたなら何をしますか?

    暇になった先にあるのは、V字回復か事業縮小・廃業です。

    僕は、廃業したくないので目指すはV字回復。仕事を失ってもパニックにならないよう、すでに「暇なときにやること」は決めています。

    • 忙しさを理由に避けていた勉強
    • 集客経路の拡大
    • コツコツ営業

    これを淡々とこなせるフリーランスは、再起できると思っています。

    健康対策は「悪化してから」では遅い

    健康対策は、いますぐすべきです。「健康状態が悪化しちゃった」と気付いたあとは、何をしようと本調子を出せない期間が続き、パフォーマンスは下がります。

    これまでのクオリティで仕事をするにあたり倍の時間を要するため、増える労働時間に対して売上は減少。

    悪化した健康状態の治療のために医療費もかかるため、健康を損なった代償は非常に高くつきます。

    • 食事の栄養バランスを考える
    • 不足分はサプリメントで補う
    • 風邪の兆候を感じたら休む
    • 寝不足や過労に気をつける
    • 室温・湿度を調節し、寒暖差や乾燥による体調不良を予防

    このほかにも、多くのお金・時間を使うことなくできる対策は複数あります。

    「金銭面で困りたくないから、もう少し頑張る」と無理する気持ちは分かるものの、のちのち後悔することのないよう健康管理を疎かにしないよう心がけることを推奨します。

    これからフリーランスを目指すなら

    フリーランスを目指している、すべての人に伝えたいことがあります。

    それは「フリーランスになりたい=向いている」という考えは誤りだということ。

    ノリでフリーランスになれば、高確率で後悔することになるため、以下のブログ記事を参考に「本当にフリーランスになるべきか」をご再考ください。

    まとめ

    フリーランスとして活動する以上、お金・将来・健康に対する不安は消えません。

    でも、不安を軽減させるための対策はあります。今回ご紹介した方法は、いずれもすぐに取り組めるものばかり。

    少しでも不安を減らしたい方は、ぜひ取り入れてください。