「この100万円、どこかに投資したいけど何を選ぼう⋯⋯」

100万円という大金を資産運用に充てるのは、覚悟がいるものですよね。

今回は、初心者におすすめできる資産運用先や、具体的な銘柄について解説していきます。後半には「効率的に投資効果を得る方法」も載せているので、最後までお読みいただけると嬉しいです。

この記事の目次(クリックで飛びます)

1.堅実な成績が期待できる「インデックス型投資信託」

インデックス型投資信託の長所インデックス型投資信託の短所
数百円から投資できる一気に大きな値上がりはしない
運用を専門家に一任できる結果を出すには長期運用が必須
売買・運用コストが小さい
過去実績が優秀さを裏付けている

投資信託は「金融の専門家に資産運用をしてもらう」といった主旨の金融商品です。証券会社を通じて投資信託を購入すれば、あとは専門家(ファンドマネージャー)が株式・債券に投資をしてくれるため、投資家側に運用の手間はかかりません。

なお、インデックスというのは「指標」をあらわす用語。いわゆる日経平均株価やダウ平均のような、経済の大局的な動向を指し示す指数をインデックスと呼び、インデックス型投資信託はこれに連動するよう設計されています。

(1)時間はかかるが最も失敗の少ない投資先

投資信託はインデックス型のほか、徹底して利益追求を目指すアクティブ型が存在します。

一見すると、指数に連動させるインデックス型よりも、アクティブ型が優秀な成績を残しそうであるものの、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスの調査*¹により、長期投資ではインデックス投資が優秀だと裏付けられています。

ただ、短期的に大きな利益を得るという用途には向いておらず、非常に地味な資産運用だといえます。優良な投資信託は分配金を設定していない「無分配型」が多いため、売却まで実質的なリターンを得られないことに留意してください。

参考*¹:S&P Dow Jones Indices「SPIVA® Japan Scorecard, SPIVA® U.S. Scorecard

(2)おすすめのインデックス型投資信託の解説

いわゆる定番のインデックス型投資信託は、アメリカを中心として先進国に投資するものです。支持を集めている投資信託は複数あるものの、ここでは僕自身が投資しているものをご紹介します。

投資信託名eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
対象の指数MSCI-KOKUSAIインデックス
主な投資先アメリカ:60~70%イギリス:10%以下フランス:10%以下
購入時手数料無料
運用管理費用
(信託報酬)
年率0.107892%
(消費税率8%時)
年率0.10989%
(消費税率10%時)
運用開始日2017年2月27日~

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、2019年執筆時点において投資信託の最適解と名高い選択肢の一つ。日本を除く先進国株式を対象とした「MSCI-KOKUSAIインデックス」を指数に設定し、業界最安値の運用コストを追求する高コスパ投資信託です。

出所:三菱UFJ国際投信「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(投資信託説明書)

このように、資産運用先の半分以上をアメリカに寄せており、構成比率の上位は米国企業ばかり。具体的にはアップルやマイクロソフト、フェイスブックなど誰でも知っている超一流企業が含まれています。

時流に乗っている企業へ手軽に投資できて、運用には手間もコストもかからない、まさに決定版と呼べるインデックス型投資信託でしょう。

2.配当金・株主優待を狙った「国内株式投資」

株式投資のメリット株式投資のデメリット
ピンポイントに企業へ投資できる国内企業は低迷期が続いている
リターンの獲得手段が多い悪い決算による下落が起こり得る
短期的な値上がりもあり得る初期費用は数万~数十万円と高額

有望な企業へピンポイントで投資できる株式投資は、投資信託とは全く異なる性質を持っています。投資信託は、数多くの企業を同時運用しているため、一社の業績不振・業績向上が価格に大きく影響することありません。

しかし、株式投資は一社に投資をしている都合上、業績が株価へダイレクトに響きます。これは「好決算で一気に値上がりする」、または「悪い決算で一気に値下がりする」という表裏一体の可能性をはらんでいるのです。

当ブログでは、さまざまな材料でころころと変わる"株価"に注目するのではなく、配当金と株主優待という「保有するだけで得られる利益」を狙った投資をおすすめします。

個人的おすすめ配当株
配当株:NTTドコモ,優待株:すかいらーくHD

(1)配当金・株主優待は不労所得の形成に最適

配当金と株主優待は、不労所得のイメージに最も近い資産収入です。これこそ、無分配型を主流とする投資信託にない魅力であり、国内株式に資金を投じる意義でもあります。

配当金保有株式数に応じて現金を受け取れる
株主優待保有株式数に応じて商品・サービス券を受け取れる

継続的に資産収入を得つつ経済的独立を果たすなら、こういったリターンのある企業に投資を続けることが最短ルートだと思っています。完全に配当金だけで生活費を賄う"配当金生活"に魅力を感じるなら、以下の記事も面白いかと。

関連記事:配当金生活の準備をする具体的プロセス【必要資金・投資先まとめ】

(2)初期費用が大きく積立投資をしづらい点はネック

多くの株式は、単元株数(最低投資単位)が100株に設定されており、初期費用として「株価×100株」の金額を要します。そのため、数万~数十万円ほど用意しなければ、ほとんどの企業が投資対象から外れるのです。

もちろん、100万円あれば十分投資はできるのですが、100株20万円の企業5社に投資をすれば資金は尽きてしまいます。そのため、100万円の資金を投じたあと、続けて積立投資をしようにも、まとまった金額が貯まるまで身動きできないのです。

こういった点は、株式投資のデメリットであったものの【SBIネオモバイル証券】というサービスが登場したことで状況は一変しました。

3.少額から株式投資ができる「SBIネオモバイル証券」

SBIネオモバイル証券のメリットSBIネオモバイル証券のデメリット
1株から株式を購入できる国内株式のみ対応している
Tポイントを使って投資できる税制優遇制度を利用できない
~50万円の投資は手数料200円固定リアルタイム売買はできない

【SBIネオモバイル証券】は、金融商品ではなく株式投資に少額から投資できるサービスです。

上図にデメリットをいくつか挙げたものの、それを補うほど各メリットのパンチ力が凄まじく、少額から配当金狙いの株式投資を始めたい人にとって嬉しい仕組みとなっています。

個人的おすすめ配当株(SBIネオモバイル証券)
NTTドコモKDDI(通信・月額課金ビジネス系)

(1)従来の少額投資系サービスより圧倒的に低コスト

これまでも少額投資系のサービスはいくつも存在しました。しかし、そのほとんどは投資先がかなり制限されており、手数料も極めて高かったように思います。

つまり、「少額投資に対応しています」と人参を吊るしながら、明らかにユーザーに不利を強いるようなサービスだったのです。

そんななか登場したSBIネオモバイル証券は、それらの従来の類似サービスが抱えていた問題点をほとんど解消しています。

(2)SBIネオモバイル証券を使ったおすすめ投資法

株式投資の項で紹介した配当金生活は、多くの配当株を買い集めることで成立するのですが、このときリスク分散が欠かせません。

せっかく配当株を一つ購入して配当収入を得ても、投資先の企業が「配当をやめます」といえば配当収入はゼロになってしまいますよね?

こういった可能性を減らすため、いくつもの配当株に分散投資をしたいところですが、通常の単元株数は100株なので買い揃えるには膨大な投資資金を要します。SBIネオモバイル証券は、この課題を見事に解決してくれるのです。

配当金撤廃
(企業数)
株式投資
20万円×5社に投資
ネオモバ
2万円×50社に投資
1社配当収入は20%減少配当収入は2%減少
2社配当収入は40%減少配当収入は4%減少
3社配当収入は60%減少配当収入は6%減少
4社配当収入は80%減少配当収入は8%減少

※便宜上、全企業の配当金を同等として計算しています。

SBIネオモバイル証券は、1株から株式を購入できるため、わずか500~1万円程度あれば多くの企業が投資対象となります。つまり、上図のような分散投資が、至って簡単に実現できるのです。

SBIネオモバイル証券を利用するなら、この特性を活かして高配当株を広く買い集める戦略をおすすめします。

関連記事:【毎月更新】SBIネオモバイル証券で配当株投資をやってみた!

4.成長国家アメリカに投資する「米国株ETF」

米国株ETFのメリット米国株ETFのデメリット
経済大国アメリカに分散投資できる他の金融商品より手数料が割高
過去チャートは長期的に右肩上がり投資信託のように運用は地味
投資信託のように運用はほぼ自動二重課税される(税率28.283%)

米国株ETFは、名前に"米国株"と付くことからハードルを感じやすいものの、実際には株式投資とほぼ同じプロセスで投資できます。

しかも、金融商品の最適解として推す投資家は多く、それに相応しいエビデンスが多いことも事実。何より、投資信託のように手間をかけずに、アメリカの有望企業に投資できることが魅力です。

ただ、ここまで解説した特徴だけであれば、投資信託と大差ないように思いますよね? ここに触れていきます。

個人的おすすめ米国株ETF
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)※証券口座から購入できます(SBIネオモバイル証券は非対応)

(1)米国株ETFは四半期ごとに分配金を受け取れる

無分配型の投資信託との違いとして、米国株ETFは「分配金を受け取れる」というポイントが挙げられます。

分配金は四半期ごとに還元されるため、保有しているだけで年4回の資産収入を受け取れるのです。つまり、配当株と同様、投資額を増やせば分配金のみで生活できます。

なお、投資信託にも分配金を設定するものは存在するものの、自信を持っておすすめできる投資先はないのが現状です。手軽に分散投資ができて、なおかつ分配金も欲しいとなれば、米国株ETFが最適だと進言します。

(2)米国以外の先進国を除外して投資できる

おすすめの投資信託として紹介した「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は、アメリカの投資比率が高いものの、30~40%ほどは他国に投資をしています。

投資において投資先を分散して、リスクをコントロールすることは重要なのですが、現時点でアメリカに勝る株式市場はありません。安定感・成長率・将来性のどれを取っても、やはりアメリカのポテンシャルが頭一つ抜けているのです。

こういった前提において、広い市場で分散投資をすることはチャンスを逃す原因となります。アメリカという枠内に絞って分散投資をする方が、よほど良い結果を望めることから、一見リスキーに思える米国株ETFの運用はむしろ安全な投資先といえます。

5.100万円を投資したあとは積立投資+複利運用

ここまで100万円あれば投資できる、おすすめの金融商品をご紹介しました。

しかし、100万円をポンと投資に充てるだけでは、実際のところ資産運用としては物足りません。元本は100万円でも良いのですが、その後に継続して資金を投じ続けなければ、まとまった資産を作ることは不可能です。

また、こういった積立投資に加えて、複利を意識しつつ投資することをおすすめします。

複利運用元本の運用+利益の再投資をすること
単利運用元本の運用のみ

要するに、複利運用と単利運用の違いは「利益を再投資するか否か」という点です。

一見すると、大きな違いではないように思えますよね? しかし、複利運用を選ぶだけで、とてつもない恩恵を受けられるのです。

引用:fukuri.app 複利計算シミュレーターを抜粋・改編

複利運用は単利運用に比べて、これほどリターンの期待値が高くなります。「年3.5%の利回りを30年間ずっと続けられるか」という部分に懸念はあるものの、複利運用の凄まじい可能性についてご理解いただけたでしょうか?

安定して3.5%の利回りを維持できれば、上図のように単利運用の場合よりも75万6,790円も利益を伸ばせるため、投資効果の最大化を狙うならこれを利用しない手はありません。

6.まとめ

100万円を資産運用に充てるというのは、実に勇気のいるアクションです。

どこに投資をしようか迷うのも無理はありません。僕も全く同じ思いで投資をしていたので、よく分かるつもりです。

本記事で金融商品や運用先を解説したのは、こういった迷いを払拭するヒントになればと思ったからです。どれも僕自身が投資しているものなので、考察や投資判断の根拠を参考にしていただければ嬉しく思います。