お金を有効活用できていない20代男子が多すぎますよね。
このページを開いた貴方も、今日までいろいろ考えた末に「やっぱり投資した方が良いよなぁ」と考えているのではないでしょうか?
その通りです。実のところ、思考停止でお金を貯めているだけでは、お金のチカラを1ミリも活用できていません。
つぎの項目、一つでも当てはまるなら一緒に投資男子になりましょう。
- 給与は預金口座に入れっぱなし
- 支払いはクレカ・携帯料金・月額サービスの引き落としくらい
- 欲しいものはあるけど、そんな欲深くない
今回は、まず「お金の大切さ」を再確認してから、20代のおすすめ投資先をご紹介します。
1.お金は「自由」と交換できるアイテム
いま、日本は資本主義社会ですから、誰が何と意見したところで「金持ちが偉い」ことに変わりありません。
お金がなければ、時間を切り売りして働かなければなりません。
お金がなければ、好待遇のサービスを受けられませんし、いまや子育てすら難しくなりつつあります。
つまり、日本において、お金というのは「人生の選択肢」そのものなんです。
(1)お金がない僕たちは「ゲームの初期状態」と同じ
20代男子なら、ゲーム中で操作するキャラクターのスキルを解放するたび、新たに刺激的な体験を得られる感覚は分かりますよね?
現代では、スキル解放に相当する行為は、ほとんどお金によってのみ行われます。
旅行に行くことも、スポーツカーに乗ることも、ちょっと値の張る小物を買うことも全部です。
そのため、お金がないからという理由で、「自分の趣味嗜好に近しい体験」を逃している可能性は極めて高いのです。
(2)「働かなくて良い」という選択肢は剥奪される
特に僕たち20代は、停滞していく日本と増加する高齢者たちを支える必要があり、働いたからといって自分たちが豊かになるわけではありません。
僕たちの労働力は、高齢者を支えるために吸い上げられてしまうのです。
このような問題は、現時点の僕たちだけでなく、未来の僕たちも苦しめます。たとえば、年金制度はこれまでの水準を維持できないと発表され、企業も終身雇用を取りやめる姿勢を強めてきました。
高齢者に吸い上げられた僕たちの労働力は、将来の僕たちを豊かにしてくれはしません。いま年金暮らしをしている老人のように「働かなくて良い」という選択肢はなく、一生労働を強制されるかも知れないのです。
僕はそんな思いをしたくないので、経済的独立を果たすために投資を始めました。
2.20代から投資を始めるメリット
お金に余裕のない20代が、あえて投資を始めるメリットはいくつもあります。
- “複利” の効果により大きなリターンを得やすい
- マネーリテラシーが身につき、お金の使い方が上手くなる
- 国内外の経済ニュースの理解が深まり、世情に詳しくなる
20代のうちに投資を始める一番のメリットは、複利効果を生かして投資のリターンを最大化できることにあります。
複利効果の簡単解説 |
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投資で得たリターンを再投資し、より大きな投資額を運用することで「お金を稼ぐお金」が増える効果 |
また、消費と浪費、投資の違いが自分のなかで明確化されて、無駄遣いをしなくなります。これは、ほか数人の20代投資家にも共通していました。
さらに、国内外の世情を理解したり、企業のビジネスモデルを理解したりといった、ビジネス面での教養を身につける点でも効果があります。
3.20代は何に投資をすれば良いの?
20代のうちに大切な資産を投資するなら、つぎのどれかを推奨します。
20代の投資先として適した金融商品 | |
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株式投資 | 株式を保有するだけで配当金・株主優待を得られる |
米国株ETF | 長期的に成長している米国の企業たちに投資できる |
投資信託 | 積立方式で100円から複数の企業・国に投資できる |
それぞれの金融商品の内容、なぜFXや仮想通貨はこのなかに入っていないかを解説していきます。
(1)株式投資はいち早く経済的独立を狙える
経済的独立とは、何にも依存せず生活できる経済状況を指します。
具体的には「生活費<資産収入」になった段階で、時間を切り売りして労働をする必要がなくなるため、一般的にこれを経済的独立と呼ぶケースが多いでしょう。
株式投資を保有すれば、2種類の継続的な資産収入が得られ、利回り(投資額に対する利益率)も良いことから経済的独立に適しているといえます。
株式保有により得られる2種類の収入 | |
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配当金 | 株式保有数に応じて受け取れる現金収入 |
株主優待 | 株式保有数に応じて受け取れる商品・サービス券 |
配当金を設定する株式を保有していれば配当金を、株主優待を設定する株式を保有していれば株主優待を受け取れます。
利回りは企業によりさまざまですが、優良株のなかでも3~5%の数値を維持する企業も多々見られました。
配当利回りが5%あるということは、投資額5,000万円でざっくり「年間250万円の現金」を得られるということです。
年間250万円も資産収入があれば、失職してすぐに生活に困窮するようなことはありません。
独身、もしくは子どものいない夫婦世帯であれば、これだけで暮らしていけるでしょう。株式投資には、これほどのポテンシャルが秘められているのです。
なお、少額から株式投資を希望する友人には、通常の証券会社とは別にSBIネオモバイル証券を勧めています。
これは1株から株式を購入できる (通常は100株~) サービスで、僕自身も利用中です。
(2)成長企業が集まる米国市場に投資をする
米国株ETFは、要するに複数の有望な米国株式をパッケージ化し、一つの金融商品として販売したものです。たとえば、定番の米国株ETF「バンガード・トータルストックETF【VTI】」は、これ一つを購入するだけで3,000を超える企業に投資できます。
2019年現在、VTIには以下のような企業の株式が含まれています。
Windowsでお馴染みのマイクロソフト、MacやiPhoneを手掛けるアップルを筆頭に、20代なら必ず生活のどこかで関わっている企業ばかり。
また、画像に写っているIT企業は配当金を出していませんが、VTIの構成銘柄には配当金を設定する企業も含まれており、保有者は3ヶ月に一度分配金(配当金とほぼ同義)を受け取れます。
アメリカと日本の二重課税となるため、経済的独立の難度は株式投資より高くなる一方で、経済低迷を続ける日本より成長性が期待できる点は、米国株ETFに軍配が挙がるでしょう。
(3)投資信託で先進国・全世界に投資をする
株式投資は初期投資に数万円を必要とし、米国株ETFは国外株式になるため手数料を取られます。
こうした投資のハードルとコスト負担を避けるなら、投資信託も有力候補です。
投資信託を購入すれば、その資金はファンドマネージャーと呼ばれる専門家が運用するため、投資家側で行うことは購入・売却注文のほかにありません。
少額から運用可能で、優良な投資信託は手数料無料のものが多いため、投資初心者にはうってつけでしょう。
ただし、定番と呼ばれる投資信託は、株式投資や米国株ETFのような分配金はなく、正直なところ資産収入を得る手法として適していません。
株式投資や米国株ETFはどうしても抵抗がある、という場合には十分選択肢になり得ますが、個人的な意見としては「背伸びした貯金」程度だと感じます。
再度いいますが、これだけで経済的独立を果たすのは難しいため、20代のうちは本格的な投資までの慣らしだと考えましょう。
(4)20代の僕が投資している金融商品
こうやって紹介しているので、もちろん僕も資産運用の選択肢としてこれら三つを選んでいます。
投資先 | 実践内容 |
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株式投資 | 配当株を中心に月1桁万円投資 NTTドコモ・ソフトバンク 等を運用 |
米国株ETF | 分配利回りを重視して月10万円投資 SPYD 等を運用 |
投資信託 | 無分配なので貯金代わりに月3万円(妻) eMAXISシリーズ 等を運用 |
(5)私見:FXや仮想通貨は投資初心者には不向き
株式投資や米国株ETFと、FXや仮想通貨の違いは「投資先が実態のあるものか否か」という部分です。
株式投資や米国株ETFの投資先は、明らかに特定の企業や産業です。
僕たちは、これらに出資をすることで、その企業が生み出した利益をお裾分けしてもらうわけですね。
しかし、FXや仮想通貨は「通貨の交換」であり、通貨自体は企業のように経済的に成長しません。
つまり、これらの市場は実態にもとづく相場というよりも、市場参加者の意思を強く反映させる不確かな相場だといえるのです。
よりマネーゲームらしく、より心理戦らしくなるため、投資初心者が安易に参入すべきではないと僕は考えます。
4.20代が騙される「投資の勘違い」
前述したように、20代のうちに推奨される投資は「株式投資・米国株ETF・投資信託」の三つです。
きっと、もっと良い投資があるよ、と勧めてくる人は多くいます。でも、この三ヶ条だけは覚えておいてください。
- リターンが大きいほどリスクも大きい
- 未来は誰にも分からず過去から判断するほかない
- 絶対儲かる投資など一般人には流れてこない
ある人は悪気なく勧めてハイリスク商品を勧めてきますし、ある人は無知な20代を陥れようと企んでいます。
ただ、その本心が白か黒かに関係なく、僕たちの資産を脅かす可能性は悪です。
もちろん、米国株ETFや投資信託も「必ず稼げる」とは断言できませんが、過去の歴史を見れば10年,20年ほどの長期保有をすることで、ほとんどプラス収支になることが確認できます。
なお、株式投資は一企業に結果が依存するため、この蓋然性はやや下がります。
関連記事:【即実践可】20代が投資額を増やすために守るべき3つのルール
(1)「20代のうちにリスクを取れ」はおおむね間違い
「20代のうちはリスクを取れ」という意見は多いものの、20代のうちに大切なお金を溶かしてしまえば再起に時間を要します。
さらに、投資に慣れていない段階でハイリスク・ハイリターンな金融商品に手を出せば、堅実でコツコツ資産拡大をするスタイルに戻れなくなるのです。
ギャンブル依存症のように強い刺激を求めてしまい、自制が効かなくなった人を複数知っています。
20代はトレードに時間を費やすのではなく、本業に力を入れて「お金には自動的に働いてもらう」のが吉でしょう。
(2)投資に絶対などなく未来は予測しかできない
よくブログで宣伝される「初心者でも簡単」や「主婦でも稼げる」と誇張される投資のほとんどは、皆が宣伝料ほしさに紹介しているだけであり、実態は資産運用というよりギャンブルに近いものが多くあります。
未来を予測することは可能ですが、その通りに進む保証はありません。
偉い人たちでも、経済の行く末をいい当てられないから、いつの時代も景気を抜本的に良くするアプローチを取れないし、リーマンショックなどの金融恐慌を回避できなかったわけです。
ただし、今回ご紹介した投資方法は、過去の歴史を見る限り好成績を残している手法であり、数ある選択肢のなかで「リスク」と「経済的独立の実現性」のバランスが優れています。
これも絶対とはいえませんが、過去実績を材料にした根拠ある予測なのです。
5.まとめ
経済的独立を果たして、本当の意味で自由な人生を手に入れるためには、20代のうちから正しく資産運用をする必要があります。
- 株式投資
- 米国株ETF
- 投資信託
本記事の解説を参考に、これら三つのどれかに投資することをおすすめします。
また、僕はこれに加えて不動産投資を始める予定です。